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平成19年 3月定例会(第7号 3月27日)

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  1. 米子市議会 2007-03-27
    平成19年 3月定例会(第7号 3月27日)


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    平成19年 3月定例会(第7号 3月27日)           平成19年米子市議会3月定例会会議録(第7号) 平成19年3月27日(火曜日)               ~~~~~~~~~~~~~~~                         平成19年3月27日 午前10時開議 第1 議案第7号~議案第22号・議案第24号~議案第69号 第2 陳情第40号 米子市が民間から借りている借地料の「不当な支払い」をやめさせ           る陳情    陳情第44号~陳情第55号 第3 閉会中の継続審査について 第4 議案第71号 米子市一般職の職員の給与の特例に関する条例の制定について    議案第72号 米子市職員の退職手当の支給に関する条例の一部を改正する条例の           制定について    議案第73号 損害賠償の額の決定に係る和解について    議案第74号 財産の処分について    議案第75号 訴えの提起について 第5 議案第77号 副市長の選任について 第6 議案第78号 公平委員会委員の選任について 第7 議案第79号 教育委員会委員の任命について
    第8 議案第80号 米子市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について    議案第81号 米子市議会事務局設置条例の一部を改正する条例の制定について               ~~~~~~~~~~~~~~~                 本日の会議に付した事件 議事日程第1・第2 日程追加 議案第53号の撤回について      議案第76号 平成19年度米子市一般会計予算 議事日程第3~第8 日程追加 議案第82号 生活保護の「母子加算」廃止に反対する意見書の提出について      議案第83号 WTO・FTA農業交渉等に関する意見書の提出について               ~~~~~~~~~~~~~~~                 出席議員及び欠席議員 第3号(3月6日)に同じ               ~~~~~~~~~~~~~~~                 説明のため出席した者 第2号(3月5日)に同じ               ~~~~~~~~~~~~~~~                  出席した事務局職員 第1号(3月1日)に同じ               ~~~~~~~~~~~~~~~                 午前10時09分 開議 ○(吉岡議長) これより本日の会議を開きます。  この際、御報告申し上げます。  本日の会議に説明のため出席を求めた者の職氏名は、先日のとおりでありますので御了承願います。  なお、本日の議事日程は、お手元に配付しております日程書のとおり行いたいと思います。               ~~~~~~~~~~~~~~~        第1 議案第7号~議案第22号・議案第24号~議案第69号        第2 陳情第40号・陳情第44号~陳情第55号 ○(吉岡議長) それでは、日程第1、議案第7号から第22号まで及び第24号から第69号までの62件、並びに日程第2、陳情第40号及び第44号から第55号までの13件、以上75件を一括して議題といたします。  これより75件の議案並びに陳情について、各委員会の審査報告を求めます。  初めに、総務文教委員長の報告を求めます。  岩﨑議員。 ○(岩﨑議員)(登壇) 総務文教委員会の審査報告をいたします。  当委員会に付託されました議案16件、陳情4件及び継続審査としておりました陳情2件について、去る3月14日及び22日に委員会を開き審査いたしました結果、まず議案第7号米子市副市長の定数を定める条例の制定について、議案第8号米子市の休日を定める条例の一部を改正する条例の制定について、議案第12号米子市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第13号米子市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について、議案第14号米子市職員の退職手当の支給に関する条例及び米子市職員等の旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第17号学校教育法の一部改正に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について、以上6件の議案については、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第9号米子市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第10号米子市教育委員会教育長の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第11号市長等の給与の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定については、市長を初めとする他の特別職等の報酬を一律12%削減する報酬を定める条例議案とそれに関連する議案でありますが、報酬審議会で答申された12%の削減では本市の特別職の職責からも妥当性を欠くものであると思われるとの指摘があり、22日に再度委員会を開き審査いたしました結果、委員から特別職の報酬について4度にわたる審議会の審議を経て、このたび12%の削減案を答申されたわけでありますが、この審議過程において当局側の十分な資料の提出と説明がなされていなかったという点や、今後も報酬審議会の開催を定期的に行っていただきたいという思いがあり、そのような含みを持たせた審査をすべきという点等の理由から修正案の5%削減は特別職の報酬の基本とし、平成19年4月1日から平成21年4月23日までの間、報酬審議会答申案の12%削減とし、お手元にお配りしております修正案が提出されました。まずこの修正案を採決したところ、全会一致で可決されました。続いて修正案が可決となりましたので、修正部分を除くそれぞれの本議案の原案について採決した結果、全会一致で可決すべきものと決しました。  次に、議案第15号米子市情報公開条例の一部を改正する条例の制定について、議案第18号米子市学校施設の使用に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第19号米子市公民館条例の一部を改正する条例の制定について、議案第20号米子市図書館条例の一部を改正する条例の制定について、議案第21号米子市児童文化センター条例の一部を改正する条例の制定について、議案第22号米子市美術館条例の一部を改正する条例の制定については、いずれも財源の確保及び受益と負担の適正化を図る観点から、必要経費等の見直しを行うことに対して、これ以上市民の負担を大きくすることは許されない等の意見もありましたが、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、陳情第45号公共サービスの安易な民間開放に反対し、国民生活の安心・安全の確立を求める陳情は、陳情54号にも同趣旨の陳情が出されており、あわせて審査いたしました結果、安全・安心が市場のもとで本当に確立できるのか、安易に民間に任せるべきではない等の賛成意見、これからの時代、官民競争というのは時代の流れである、国の方でも既に法に基づいて管理競争入札等の対象となるという予定事業であるので、今の行政の情勢等をかんがみても本陳情は採択できない等の反対意見がありました。採決の結果、可否同数となり、委員長裁決により採択しないことに決しました。  次に、陳情第48号憲法改正手続法案の慎重審議を求める陳情については、多くの国民が納得のいくような憲法でなければならないので意見書を国に上げていくことは重要であるとの賛成意見、本陳情の内容の中で9条の改悪であるなどのいろいろな持論が含まれており、議会として意見書を提出することは困難である等の反対意見がありましたが、採決の結果、可否同数となり委員長裁決により採択しないことに決しました。  次に、陳情第51号米子市営東山庭球場の使用料については、議案23号と関連があり、あわせて審査をいたしました。まず14日の委員会で施設の使用料が倍以上に値上げする理由はという質疑に対して、当局の答弁では金額を設定するに当たり県内他市等の同等規模の施設の使用料を参考にした、高い値上げ率になっているが実際は本市の利用料は他市に比べて安い、料金値上げ激変緩和措置についても今回は適正な使用料を公正・公平に負担をしていただく考えであるといった答弁があり、質問と答弁が平行線になったため採決を持ち越し、再度22日に委員会を開き改めて審査をいたしました。22日の委員会では冒頭教育長から改めて考え方を示され、個別課題の整理をされ、委員会での指摘事項に対して次回の6月議会までに市民の声を聞き、学生や高齢者に対しての減免措置等を内規で明確にしていく等の答弁があり、全会一致で趣旨採択すべきものと決しました。  次に、継続審査をしておりました陳情第40号米子市が民間から借りている借地料の不当な支払いをやめさせる陳情については、現在の借地料が非常に高どまりをしていることに問題意識を持っているものの、不当な支払いについては不当とは言い切ることができないので採択しないとの意見、不当と思われる部分を十分に調査する必要があるのでいま一度継続審査すべきとの意見があり、まず継続審査をすることについて採決いたしましたが賛成少数であり、改めて採決した結果、採択しないことに決しました。  以上で審査報告を終わります。  なお、先ほど陳情第51号で報告したとおり、議案第23号米子市体育施設条例の一部を改正する条例の制定については、次回の6月議会までに市民の声を聞き、学生や高齢者に対しての減免措置等を内規で明確にしていく等の答弁があり、委員の方からたび重なる値上げに対してこれ以上市民の負担を大きくすることは許されないという反対意見がありましたが、6月議会までに減免措置等を整理したいとの当局答弁である以上、継続審査すべきとの意見があり、継続審査をすることについて採決した結果、賛成多数で継続審査とすることに決しました。  次に、陳情第14号島根原発プルサーマル計画の中止等についての決議を求める陳情については、いましばらく研究する必要があるとのことから、全会一致で継続審査とすることに決しましたので、あわせて報告いたします。 ○(吉岡議長) 次に、民生環境委員長の報告を求めます。  伊藤議員。 ○(伊藤議員)(登壇) 民生環境委員会の審査報告をいたします。  当委員会に付託されました議案9件及び陳情6件、並びに12月定例会から継続としておりました陳情1件について、去る3月15日に委員会を開き審査いたしました結果、まず議案第24号米子市みんなできれいな住みよいまちづくり条例の制定について、議案第26号米子市ごみ処理施設設置条例の一部を改正する条例の制定について、議案第28号米子市なかよし学級条例の一部を改正する条例の制定について、議案第32号米子市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について、以上4件の議案については、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第25号米子市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例の制定について、一般廃棄物収集運搬業許可手数料が6,000円から1万円に値上げとなる部分で、今年度の手数料値上げにすべて反対という立場から条例に反対するという意見もありましたが、採決の結果、賛成多数により原案のとおり可決することに決しました。  次に、議案第27号米子市児童デイサービスに関する条例の制定については、障がい児に対する支援の拡充を求める観点から無料にすべきではないかという反対意見もありましたが、採決の結果、賛成多数により原案のとおり可決することに決しました。  次に、議案第29号米子市福祉サービス事業手数料徴収条例の一部を改正する条例の制定について、市民に対する負担増となることから現時点で行うべきではないという反対意見もありましたが、採決の結果、賛成多数により原案のとおり可決することに決しました。  次に、議案第30号米子市老人福祉センター条例及び米子市老人憩の家条例の一部を改正する条例の制定については、毎日の楽しみとの声があり段階的に値上げをするべきという意見や、また使用に差し支えが出ているにもかかわらず米子市老人憩の家は改修もないまま料金を取るべきではないという反対意見もありましたが、採決の結果、賛成多数により原案のとおり可決することに決しました。  次に、議案第31号米子市障害のある勤労者教養文化体育施設条例の一部を改正する条例の制定については、今回の手数料値上げには反対という意見もありましたが、採決の結果、賛成多数により原案のとおり可決することに決しました。  次に、陳情第46号現行保育制度の堅持・拡充、保育所最低基準の抜本的改善、保育・学童保育・子育て支援予算の大幅増額に関する意見書提出を求める陳情については、同趣旨の意見書については既に提出しているので、12月議会で同趣旨の陳情を趣旨採択し、意見書も提出していることから、今回は意見書を提出せず趣旨採択とすることを全会一致で決しました。  次に、陳情第49号米子市のごみ有料化実施を延期し、白紙に戻して減量化議論をするよう求める陳情については、市民への説明もないままで周知が図られていなかった、白紙に戻し減量化議論をするべきという賛成意見もありましたが、採決の結果、賛成少数により採択しないものと決しました。  次に、陳情第50号米子市立保育園の給食業務の直営堅持を求める陳情については、いわゆる偽装請負の問題もあり慎重な検証を求め継続審査すべきという意見や、アレルギーや個々の体調に配慮が必要なことから保育所の給食業務は直営であるべきという賛成意見もありましたが、採決の結果、賛成少数により採択しないものと決しました。  次に、陳情第52号ふれあいの里と老人憩の家ふろ有料化に反対する陳情については、継続審査の意見や有料化提案に当たって現場管理者や利用者に対し事前の説明会を行っていないなど、市民負担を求める上での事前の説明責任が果たされておらず、このたびの有料化は一たん撤回し説明責任を果たしながら改めて検討すべきという賛成意見もありましたが、採決の結果、賛成少数により採択しないものと決しました。  次に、陳情第53号生活保護母子加算廃止に反対する国への意見を求める陳情については、生活保護費が年金受給額より多くなるような実態もあり、さまざまな議論がある中で廃止の方向もやむを得ないという反対意見もありましたが、採決の結果、賛成多数により採択すべきものと決しました。  次に、陳情第55号安全・安心の医療・看護体制を確立するため医師・看護師の増員を求める陳情書については、医療現場は少人数で過酷な労働を強いられている実態があることから、早急に医師・看護師の増員をするべきという賛成意見もありましたが、採決の結果、賛成少数により採択しないものと決しました。  以上報告を終わります。  なお、継続審査としておりました陳情第37号地方税制改正に伴う住民負担増の軽減についての陳情については、本市にどのような影響があるかについてなどわからない部分があるのでもっと調査研究したいとの意見が多く、採決の結果、継続審査とすべきものと決しました。  以上、審査報告を終わります。 ○(吉岡議長) 次に、産業経済委員長の報告を求めます。  安田議員。 ○(安田議員)(登壇) 産業経済委員会の審査報告をいたします。  当委員会に付託されました議案3件及び陳情2件について、去る3月16日に委員会を開き審査いたしました結果、まず議案第33号米子市農業委員会部会委員費用弁償条例の一部を改正する条例の制定については、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第34号米子市勤労者体育施設条例の一部を改正する条例の制定については、ごみ処理手数料下水道使用料の値上げの上のさらなる使用料・手数料の値上げには反対であるとの意見がありましたが、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第35号米子市観光センター条例の一部を改正する条例の制定については、議案第34号と同様、使用料・手数料の値上げには反対であるとの意見がありましたが、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。なお、議案第35号の審査の中で、委員より当局に対し、当該施設の使用に関し今後減免措置等について検討されるよう要望があったことを申し添えます。  次に、陳情第44号労働法制の拡充の意見書採択を求める陳情については、労働者が安心して働けることが中小零細企業、さらには日本社会の安定にもつながるため、本陳情を採択すべきとの意見がありましたが、採決の結果、採択しないものと決しました。  次に、陳情第47号WTO・FTA交渉に関する陳情書については、非常に厳しい我が国の農業の現状をかんがみ、全会一致で採択すべきものと決しました。  以上、審査報告を終わります。 ○(吉岡議長) 次に、建設水道委員長の報告を求めます。  矢倉議員。 ○(矢倉議員)(登壇) 建設水道委員会の審査報告をいたします。  当委員会に付託されました議案6件について、去る19日、委員会を開き審査いたしました結果、議案第36号米子市道路の占用に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第37号米子駅前地下駐車場駐車料金徴収条例の一部を改正する条例の制定について、議案第38号米子市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について、議案第40号米子市下水道条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第41号市道の路線の認定について、以上5件については、いずれも全会一致でそれぞれ原案のとおり可決すべきものと決しました。なお、議案第40号米子市下水道条例の一部を改正する条例の制定の審査においては、水道水以外の水を下水道に排除する場合の認定が本人の届け出によるとされていることについて、公平性が保てないと考えられるので、その是正を図るべきとの意見が多数あったことを申し添えます。  次に、議案第39号米子市都市公園条例の一部を改正する条例の制定については、ごみ処理手数料下水道使用料の改定が続く情勢の中、市民生活を考えればこれ以上の使用料・手数料の値上げはすべきでないとの意見がございましたが、手数料の値上げはすべきでないと、一部でありましたけども、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決しました。以上、終わります。 ○(吉岡議長) 次に、行財政改革問題等調査特別委員長の報告を求めます。  安木議員。 ○(安木議員)(登壇) 行財政改革問題等調査特別委員会の審査報告をいたします。  12日の本会議において当委員会に付託されました議案1件について、去る20日に委員会を開き審査いたしました結果、議案第16号米子市手数料条例の一部を改正する条例の制定については、4月から始まるごみの有料化や下水道使用料の値上げに続き、この時期にこれらの手数料の値上げをするのは市民の負担をさらにふやすことになるため反対であるという意見、地方自治法の規定によると手数料を徴収するのはいわゆるできる規定であり市長の裁量権の範囲内であるという意見、市職員の人件費を手数料の原価に含めて値上げの根拠にするのは本当に妥当なのかという意見が出る一方、今回の手数料の値上げは財政基盤を確立するための1つの手段であることは理解できるが、いつまで市民が痛みを受けなければならないのか、いつになったら痛みが和らいでくるのかを市民に対して説明する責任があるという意見がありましたが、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものに決しました。  以上で行財政改革問題等調査特別委員会の審査報告を終わります。 ○(吉岡議長) 次に、予算審査特別委員長の報告を求めます。  中村議員。 ○(中村議員)(登壇) 予算審査特別委員会の審査報告をいたします。  当委員会に付託されました議案28件について、去る3月13日及び23日に委員会を開き審査いたしました結果、まず議案第42号平成18年度米子市一般会計補正予算補正第6回、議案第43号平成18年度米子市市営葬儀事業特別会計補正予算補正第2回、議案第44号平成18年度米子市国民健康保険事業特別会計補正予算補正第3回、議案第45号平成18年度米子市住宅資金貸付事業特別会計補正予算補正第2回、議案第46号平成18年度米子市土地取得事業特別会計補正予算補正第2回、議案第47号平成18年度米子市下水道事業特別会計補正予算補正第4回、議案第48号平成18年度米子市老人保健事業特別会計補正予算補正第3回、議案第49号平成18年度米子市駐車場事業特別会計補正予算補正第2回、議案第50号平成18年度米子市農業集落排水事業特別会計補正予算補正第2回、議案第51号平成18年度米子市介護保険事業特別会計補正予算補正第2回、議案第52号平成18年度米子市水道事業会計補正予算補正第2回、議案第54号平成19年度米子市国民健康保険事業特別会計予算、議案第55号平成19年度米子市南公園事業特別会計予算、議案第56号平成19年度米子市住宅資金貸付事業特別会計予算、議案第57号平成19年度米子市土地取得事業特別会計予算、議案第59号平成19年度米子市高齢者住宅整備資金貸付事業特別会計予算、議案第60号平成19年度米子市老人保健事業特別会計予算、議案第61号平成19年度米子市駐車場事業特別会計予算、議案第63号平成19年度米子市流通業務団地整備事業特別会計予算、議案第64号平成19年度米子市崎津団地開発促進事業特別会計予算、議案第65号平成19年度米子市市営墓地整備事業特別会計予算、議案第66号平成19年度米子市介護保険事業特別会計予算、議案第67号平成19年度米子市市営墓苑事業特別会計予算及び議案第68号平成19年度米子市水道事業会計予算については、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第53号平成19年度米子市一般会計予算については、八幡委員から手数料・使用料の値上げについては、利用者に対し説明がなされていないことから今回の値上げは見送りとし、改めて説明責任を果たしながら検討すべき、また図書館長の人件費について専任館長を配置する費用を予算化すべきなどとの観点から修正案が提出されました。質疑の後、修正案と原案をあわせて討論に付し、採決の結果、まず修正案は賛成少数で否決されました。次に、原案に対しては市民の負担増政策が新年度予算の特徴であり、準要保護世帯に対する就学援助費は削減せずもとに戻すべき、低所得家庭をさらに貧困にさせるための使用料・手数料の値上げはすべきでないなどの討論、また当初予算に計上すべき予算を計上せず補正予算の計上を前提としており、対前年度比を縮減するだけの数字合わせを行うことに対しては強い不信感を抱く、また留保金を予算に計上しないのはなぜか、仮に計上されれば必要な予算が当初予算から削減されることはないと考えられることなど、さらには原案の修正を行った上で再度議会に提出すべきとの討論がありましたが、採決の結果、原案については全会一致で否決すべきものと決しました。なお、野坂市長から議案第53号については撤回し、修正の上、本会議の最終日に再度提案したい旨の発言があったことを申し添えておきます。  次に、議案第58号平成19年度米子市下水道事業特別会計予算、議案第62号平成19年度米子市農業集落排水事業特別会計予算及び議案第69号平成19年度米子市工業用水道事業会計予算については、いずれも賛成多数で可決すべきものと決しました。当米子市議会初予算審査特別委員会を設置したことに対し、大変有意義であったと思います。特別委員会とはいえ、委員会での採決で議員が全会一致で平成19年度の予算案否決がなされました。市長並びに市当局としてこの結果をどのように受けとめられ、今後の政策にどのように生かしていくのかが今後最重要課題であると思われます。財政再建に対し当局が一丸となってまい進する姿が答弁からは見えてきません。市長を先頭に当局が一致団結して財政再建に対しさらなる懸命の努力が必要不可欠と思われます。  以上で審査報告を終わります。 ○(吉岡議長) 以上で委員長の報告は終わりました。  それでは、ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 別にないものと認め、質疑を終結いたします。  野坂市長から発言を求めておられますので、野坂市長。 ○(野坂市長) 議案第53号平成19年度米子市一般会計予算についてでございますが、予算審査特別委員長報告を受けまして本議案を撤回させていただき、新たに修正した議案を提出させていただきたいと存じます。どうかよろしくお願いいたします。 ○(吉岡議長) お諮りします。この際、議案第53号の撤回について日程を追加し、議題といたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 御異議なしと認めます。よって、本件を日程に追加し、議題とすることに決しました。               ~~~~~~~~~~~~~~~             日程追加 議案第53号の撤回について ○(吉岡議長) それでは、本件を議題といたします。
     撤回理由の説明を求めます。  野坂市長。 ○(野坂市長)(登壇) ただいま御上程をいただきました議案第53号の撤回につきまして、御説明させていただきます。  議案第53号は平成19年度米子市一般会計予算でございまして、予算審査特別委員会における審査結果を重く受けとめ、本議案を撤回させていただきたいと存じますので、何とぞ御承認を賜りますようお願い申し上げます。本件につきましては、本日改めて提案させていただきたいと存じますので御審議いただきますようよろしくお願いいたします。なお、今回の混乱を招きましたことにつきましては深くおわび申し上げます。 ○(吉岡議長) これより質疑に入ります。  中川議員。 ○(中川議員) 今いみじくも議場の中からもっと言葉があってもいいじゃないかというちょっとため息にも似たつぶやきがありました。多分今聞かれた方は、皆さんそう思われたんじゃないかと思うんですね。米子市議会始まって以来、当初予算案を、しかも全会一致で、委員会であれ否決したという大変重要な事態が起きたわけであります。市民もこの事態について大変関心を持っておられますし、あるいは心配もしておられます。私どもの方にもいろいろな問い合わせが来ております。それで市長はやっぱりこの事態を受けて、もっと市民に対して説明をきちっとする責任があると思うんですね。そういう点で撤回理由についてさらに踏み込んだ見解をお聞きしたいとこのように思います。すなわち、なぜ市長はこの議案53号が全会一致で否決されたと考えているのか、そのあたりを明確にしていただかないと、我々議会が全会一致で否決した、先ほど委員長報告でもこの結果をどのように受けとめ、今後の施策にどのように生かすかが最重要課題であるという委員長報告の指摘があったわけですけれども、そういう我々の議会の指摘が全く生きない、生かされないことになってしまうと思うんです。そういう点で市長はなぜ全会一致でこれが否決されたと考えておられるのか、このことを丁寧に自分の言葉で説明をいただきたいと思います。 ○(吉岡議長) 野坂市長。 ○(野坂市長) 予算審査特別委員会でいろいろ議論いただいたことは私ももちろん十分承知しておりますし、またこの議案につきまして反対された理由もさまざまであったんじゃないかと思っております。いずれにいたしましてもこの審査の過程の中で、私どもが説明が必ずしも十分でなかった面も多々あったような気がいたしております。また予算編成の過程において今までの慣行でやっていたことがよかったかどうかというような点も、今後またさらに検討しなければならないと思っているところでございます。そういう中でこの予算というのは市民の皆さんの生活に重要なものでございますんで、いろいろ御指摘いただきました点につきまして、議案の修正ということはできないもんですから、議案のまず撤回をさせていただいて修正した議案を新たに提案させていただきたいということで先ほど申し上げたところでございます。いずれにしましてもこの予算審査特別委員会の結果は重く受けとめておりまして、今後のまたいろいろ反省材料もあるもんですから、そういうところを踏まえて今後の市政の対応を誤らないようしていきたいと思っております。いずれにいたしましても修正いたしました議案につきましては、御賛同賜りますようよろしくお願いいたしたいと思います。 ○(吉岡議長) 中川議員。 ○(中川議員) 市長が今十分でなかった面も多々あったようだ、あるいは理由もさまざまであるという非常に相変わらず人ごとみたいな御答弁にしか聞こえないんですね。そうではなしに、私はこのたび全議員が一致して否決した理由というのは、いろいろ予算審査特別委員会の中でも議論してまいりましたけれども、市長の例えばこのたびの相次ぐ使用料・手数料の値上げなど、ごみの有料化問題から始まって市民の中にある、なぜ市は決める前に市民に十分情報公開なりあるいは説明をしないのかというそういう怒り、それに対する市長の反省が議会での議論を通して相変わらず見られなかった、そういうことが1つ。さらには議会に対しても答弁が、要するに原稿を棒読みで自分の考えを述べられない、そういう市長の姿勢に対する怒り、あるいは教育予算についての質問について、これは教育委員会が決めることであるという市長のリーダーシップのなさ、そういう市長の今の市政運営に対する姿勢に対して我々議会はこれではだめであるという、どなたかが言われましたけれども、いわば市長に対する不信任案的な意味合いが強かったと思うんですよ。そういう議員の批判、議員の批判というのは市民の批判でもあるわけです。そういうものに対して市長はどのように受けとめておられるのか、そこをはっきりと言われないと、このたびの否決の意味が全く生かされないことになってしまうんではないかと思うんですね。そういう点で今私が指摘したようなことについて、市長はどのように感じておられるのか改めて御答弁をいただきたいと思います。 ○(吉岡議長) 野坂市長。 ○(野坂市長) 予算審査特別委員会でいろいろ御質問もいただいたり、御意見も承っております。その中でいろんな意見があったことは私も十分承知しております。いずれにいたしましても、例えば予算の部長査定、市長査定の過程を公表しますとか、それからできるだけの説明責任を果たすようにやってきたつもりですけれども、まだまだ不十分な点もあったと思っております。これからもさらに改良すべきところは改良して、市民の皆さんに市政の動向がより的確にわかっていただけるような方策は講じていきたいと思っております。 ○(吉岡議長) ほかに質疑はありませんか。  遠藤議員。 ○(遠藤議員) 先ほども中川議員の質疑に対して市長の答弁を聞いておりまして、全体的に事務的な取り違いによって、しかもそれが説明不足であったために皆さんに迷惑かけましたから取り下げいたしますと、こんなシナリオだったんですよね、答弁を聞いておりまして。私は市長として今のようなお考えで果たしていいのかなということを思ったもんですからお聞きしたいと思うんですけれども、少なくとも予算編成というのは行政の長として最大の責任を持って市民に対して示される内容のもんだと思うんですよ。そうすると市長みずからもこの当初予算の予算説明の中で言われておりますけれども、この厳しい財政状況の中で苦労して行政組織を挙げて市長の政治ポリシーに基づいてつくり上げてきたと、こういうのが私は予算編成の姿だろうと思ってるわけなんですよ。ところがいとも簡単に事務的なミスで、説明不足でとこんな形で市長自身が撤回をされますと、一体組織全体で市長のポリシーのもとに心血を注いで予算編成を組んできた部下たちは、どういう心境でおるだろうかという私は思いが実は浮かんできたわけなんですよ。少なくともそういう予算編成の持つ意味というもの、どうして組み立ててきたかというその背景というもの、これに対する市長の思いが全く伝わってこない、こんな思いで今聞いておったんですよ。少なくとも今市長が答弁されたたとえ範ちゅうのものであるならば、議会に対して当初からこの議案に対しては厳しい状況が流れているよということはあなたも察しておられたと思うんです。そうであるならば自分の貫いてきた信念で予算編成を貫徹すると、こういう姿勢がもっと議会にも伝わってきていなかったことが最大の原因じゃないかと思ってますよ。確かに原理・原則論で言えば、反対討論で示されたことはそのとおりであります。それは議会としてはチェックする内容です。しかし今の市長の答弁の中身を聞いておると、事務的の事柄に物事を終始されておる。それよりもっと大事なことは、自分の政治ポリシーで組んだ予算案をなぜ貫き通そうという信念を見せられなかったのか、ここの姿勢が見えないことが私は多くの議員を含め市民の皆さん方も疑問に思っておられると思ってるんですよ。そこの辺のところに対する市長の予算案に対する信念というのはどういうお気持ちであったんですか、それを再度伺っておきたいと思います。 ○(吉岡議長) 野坂市長。 ○(野坂市長) 予算案編成に当たりましては、当初の予算説明でも申し上げたところでございますけれども、非常に厳しい財源の中で市民の皆さんの福祉の向上のためにいかに配分するかということに非常で苦慮して編成した予算でございました。そういう中で私は、事務的ミスという、どういう観点からおっしゃってるかわかりませんけれども、事務的ミスということじゃなくて、やはり予算説明の中で私どもがどういう観点から予算を編成してきたかということについては御説明したつもりでございます。そういう中でこの予算審査特別委員会で否決されたということでございますんで、この予算を先ほど申し上げましたように撤回させていただいて、また新たな予算として修正をした上で提案させていただくことにしたところでございます。もちろんこの予算は職員一同非常に膨大な作業になったわけでございますけれども、何とかその収支が合うような形で組み立てるべく最大限の努力をしてきた予算でございます。そういうことは御理解いただきたいと思います。 ○(吉岡議長) 遠藤議員。 ○(遠藤議員) 何遍言っても同じお答えしか返ってこないんで残念なんですけども、私が申し上げたいのは、やはり予算編成に対して市長として、あるいは行政として市民の負託という立場から、心血を注いでやってきたというその背景を市長はもっと重く受けとめられて、そして市民に不安を与えたり職員の士気に影響を与えることがないように私はリーダーシップを発揮されるべきだというふうに思っていますよ。その市長の姿勢がこの予算委員会の審議を含めてこの議会の中にそういうものが伝わってこなかった、このことについては私は極めて不満だ、このことを申し上げておきます。 ○(吉岡議長) ほかに質疑はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) ほかにないものと認め、質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 別にないものと認め、討論を終結いたします。  これより本件を採決いたします。  本件については、撤回を承認することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 御異議なしと認めます。よって、本件については撤回を承認することに決しました。  お諮りします。先ほど市長から議案第76号が提出されましたので、これを日程に追加し、議題といたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 御異議なしと認めます。よって、本件を日程に追加し、議題とすることに決しました。               ~~~~~~~~~~~~~~~                 日程追加 議案第76号 ○(吉岡議長) それでは、本件を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  野坂市長。 ○(野坂市長)(登壇) ただいま御上程をいただきました議案第76号平成19年度米子市一般会計予算につきまして、御説明を申し上げます。  今回提案させていただいております予算案は、定例会において当初提案いたしました平成19年度米子市一般会計予算案につきまして、予算審査特別委員会での審査結果を重く受けとめ、予算案の内容を修正して平成19年度米子市一般会計予算案を再提案するものでございます。内容といたしましては、予算編成時に正確な年間予算を見込むことが困難であったため、今後の実績等を勘案し、補正予算対応することとしておりました事業につきまして、このたびその内容を再精査した上で年度内の所要見込み額を見直し調製いたしたものでございます。修正部分を御説明させていただきます。  まず歳出につきまして御説明を申し上げます。第3款の民生費についてでございますが、初めに障がい者福祉費の居宅介護給付事業自立支援給付につきましては、デイサービスの単価が変更となるなどその給付の伸びなどを見直し、4億1,891万8,000円を予算計上いたしております。居宅介護給付事業地域生活支援につきましても移動支援などについて年間予算を見直し、7,078万円を予算計上いたしております。  次に、母子福祉費の児童扶養手当扶助事業につきましては、19年度の伸び率を勘案し8億2,298万9,000円を、また児童措置費の児童手当扶助事業につきましては、児童手当扶助事業の制度改正による拡充分について増額し12億5,487万5,000円を予算計上いたしております。扶助費の生活保護扶助費につきましては、母子加算の見直しなど減額要素はございますが、19年度の伸び率を勘案し23億3,528万3,000円を予算計上いたしております。  以上、歳出について御説明を申し上げましたが、これに対します財源といたしましては、市税を1億4,965万円、国庫支出金を2億8,273万8,000円、県支出金を5,445万7,000円それぞれ増額し、収支の均衡を図っております。その他の予算につきましては、議案第53号のとおり予算計上いたしております。その結果、議案第53号より4億8,684万5,000円を増額し、492億2,684万5,000円の予算案といたしております。なお、一般会計予算の詳細につきましては、お手元に配付をいたしております予算説明書を御参照いただきたいと存じます。  以上、議案第76号平成19年度米子市一般会計予算につきまして御説明を申し上げましたが、何とぞ御審議の上、御賛同を賜りたいと存じます。 ○(吉岡議長) これより質疑に入ります。  質疑の通告があります。  中川議員。 ○(中川議員) ただいま提案されました議案第76号について、2点ほど大まかに質問をしておきたいと思います。後ほど予算審査特別委員会で総括質疑等ありますので、私はこの場では基本的な問題について2点だけ質問させていただきます。  まず1点目ですけれども、先ほど市長は提案理由の説明の中で、見込むことが困難なものを再精査して計上したという御説明でありました。この予算案が、当初53号の予算案が否決されたのは23日であります。それから4日間で新たに予算案が提案されているということであります。これだけの短期間に精査してできるのであれば、なぜ当初からそれがされなかったのかということ、今の説明では非常にわかりにくい。なぜやっぱりこの当初予算に計上しなかったかということについては、米子市の財政運営の今までのやり方等もっと丁寧に説明をされないと、逆に市長が要するに単純にそのあたり、財政当局のミスというそういう誤った解釈をされかねないと思うんですね。その点でなぜこの当初予算に計上しなかったかということについて、もっと政策判断も含めて詳しく御説明をいただきたいと思います。  それから2点目です。2点目ですが、予算審査特別委員会でも否決については、各議員それぞれ修正案を提案し、あるいは反対討論で述べ、いろんな意見が出ました。その中でただいまの提案内容を見ますと、要するに当初予算に計上すべきものが計上されてなかったから計上したんだという、その点についての修正としか聞けなかったわけですけれども、例えば私たち会派未来として提案しました今その手数料・使用料の値上げを政策的にすべきなのかどうかというその辺の議論、相次ぐごみ有料化とか下水道使用料値上げ、それに続いていろいろ使用料・手数料が上がってくることについて市民から大きな批判が出てるわけですよ。市長は施政方針の中でも市の意思決定については、内容、過程を市民に明らかにして市の説明責任を果たすんだと、市民と市が協働するまちづくりを進めると言いながら、議論の中で明らかになったように、このたびの値上げに当たってスポーツ団体とかあるいは高齢者、利用者に全く説明もしていないと。そういうやり方ではだめであるから改めて説明責任を十分に果たしてから値上げを検討すべきではないかと、そういうことを多くの議員が言ったわけであります。あるいは図書館長についても、重要な役割を果たしている図書館の館長が果たして専任でいなくていいのかどうかと、これも多くの議員が代表質問等で指摘したことであります。これらについて私どもは修正案を提案させていただきました。使用料・手数料値上げについては2,000万円余りであります。これをやっぱり確保するためだけに市政に対する市民の批判が深まることを引きかえにできるのかどうかと、この額よりは市政に対する市民の信頼をつくる方が重要ではないかと、そのあたりの市長の政策的な判断をしていただきたいということを申し上げたわけですが、ただいま提案された予算案についてはそれが全く見えません。このあたりを市長はどのようにこのたびの修正案をつくるに当たって検討されたのか、配慮されたのか、そこも明確に説明をいただきたいと思います。以上、2点について答弁をお願いいたします。 ○(吉岡議長) 野坂市長。 ○(野坂市長) 最初の1点目でございますけれども、予算審査特別委員会の方でいろいろ御指摘をいただきまして鋭意努力してその内容を再精査いたしまして、今度修正予算案に年度内全体の所要見込み額を計上したところでございます。  それから2番目の手数料・使用料…    (「答えになってない。議長、今のは全く答えになってない。質問は私が質問したことです。なってない。」と中川議員) ○(吉岡議長) 答弁続けてください。 ○(野坂市長) それで2番目ですけれども、手数料・使用料につきましてはいろんな御意見があったと承知いたしております。そういう中で確かに説明不足な点もあったかと思いますんで、今後もまた説明には十分尽くしていきたいと思います。 ○(吉岡議長) 中川議員。 ○(中川議員) 議長、配慮いただきたいと思うんですけども、私は要するに最初の質問で、精査して4日間で再計上できるぐらいであれば最初からなぜしなかったのかと、そこに要するにもっと理由があるのではないかということをお聞きしてます。そこを明確に再度ちょっと、これは配慮いただきたいと思います。答弁願います。 ○(吉岡議長) 野坂市長。 ○(野坂市長) 従来から制度が変わったり、またなかなか当初予算のときに全体の正確な年間予算を組むことが困難であると判断されるものについては、その予算内でできるものはもちろんやりますけれども、できるだけやるようにするわけですけれども、できないものについてはその実績等を見て補正を組むというような対応をさせていただいてきたところでございまして、今回のこの修正を加えましたものにつきましてもそういう観点から年間に予算として組むことはなかなか困難であるということで、全体の年間を通して見れば全体の予算にはならなかったかもしれませんけれども、ある程度の見込める範囲内の予算を計上したということでございます。 ○(吉岡議長) 中川議員。 ○(中川議員) 予算審査特別委員会の中でもそのあたりの議論をしたわけですよ。それで要するに扶助費等については、あるいは自立支援法に基づく給付についても当然利用者の人数はわかるわけですから、そこは要するに算定できると。算定できるものについて必要なものについては当然これは支出しなければいけないわけですから、補正でも対応したいというそういう答弁があったわけですね。ですから市としてはあらかじめ財政支出がどの規模になるかということは当然予測されながら、しかしあえて当初予算にそれを全額計上せずに減額して予算の構築をせざるを得なかった、そういう理由について正直にやっぱり市民に説明しないと、要するに市民は何だったのかと、あの当初予算は。なぜこんな単純な、要するにそのことが精査できなかったのかというそういう不信感が残るだけですよ。そこのところをやっぱり明確に説明をいただきたいと思うんです。これがやはり市長がきちっと説明責任を果たすことだと思うんですよ。そういう姿勢が抜けてるからこのたびの混乱が起きてるわけですから、そこは明確に言っていただきたいと思います。  それから2点目の、市民に対して市民負担を非常に求めていくことに対して、市長の、何というか、市民の批判の受けとめというのは非常に弱いなということを改めて先ほどの答弁で感じました。説明不足の点はあったと思うので今後努力したいと言われます。でも市民は、決めてから、ごみの有料化もそうでした、決めてから説明されたってそれは説明じゃないと、報告だと。このたびも要するに利用団体にさえ、利用者にさえ伝わってない、一部伝わった人たちは議会に対して陳情も出すこともできた、だけどほとんどの方が寝耳に水、新聞に出てわかった、そういう中で非常に不信感、怒りを持っておられるわけです。そういう点で市長の言う説明責任とは何でしょうか。要するに決まってから報告することが説明責任ですか。そうではなしに、やはり事前に説明して理解を求める努力をする、それが説明責任じゃないでしょうか。そういう点では私はこのたびのせっかく予算を修正するのであれば、先ほど申しましたように2,000万円余りですよ、そのことによって市民の信頼回復をかち取る方が先じゃないですかと、なぜそういう努力を、あるいは考えをされなかったのか非常に残念であります。そこでこれ以上議論してもなかなか答弁出ないでしょうから、市長に説明責任とは何なのか、決まってから説明するのが説明責任なのか、あるいは決める前に理解を求めることが説明責任なのか、そのことだけをこの議場で、今後のことがありますので市民の皆さんに明確に市長の考えを述べていただきたいと思います。以上です。 ○(吉岡議長) 野坂市長。 ○(野坂市長) どういう理由で値上げするとか、いろんなパターンというか、ケース・バイ・ケースがあるだろうとは思うんですけれども、例えば審議会にかけて検討していただいて、それを市民の皆さんに御説明する場合もあるでしょうし、またいろんな根拠を精査して手数料・使用料の額を決めてまた御説明するといった場合もあると思っております。そのケース・バイ・ケースで市民の皆さんにも広くわかっていただくようにいたしたいと思っております。使用料・手数料につきましては、行財政改革大綱等におきましても値上げを検討するということにしていたわけでございまして、どれぐらいの費用がかかるか等を計算し、また関係団体等にはできるだけ事前にお知らせするようにしたわけでございますけれども、一部お知らせしていたかったところもあったということで、その辺は今後注意してより皆さん方に御説明できるようにしていきたいと思っております。 ○(吉岡議長) ほかに質疑はありませんか。          (「議長、1点目の答弁がないです。」と中川議員) ○(吉岡議長) 八幡議員。 ○(八幡議員) 私は予算委員会において修正案を提出させていただきました責任上、市長にお伺いいたしますけれども、今回4日ほどで精査して出し直されたわけですが、私どもが予算審査特別委員会の中で修正案を提出した背景は、手数料・使用料の値上げについてごみの値上げ、下水道料の値上げ、さらに加えて手数料・使用料の値上げ、矢継ぎ早に行うことがどうなのかと。しかも先ほど一部には説明不足というようなことを言われましたが、一切行われてないわけですよ。そういう手法で今後も続けていくことが本当に責任者としていいことなのかという背景が1つあったわけです。それからもう1つの私どもの理由は、図書館長の専任化の問題がございました。その過程で教育長は平成20年度からは専任化を考えていきたいという答弁を本会議でもされましたけれども、本来ですとやはり専任化が必要であるとすれば、なぜ19年度で改めて精査するときにのせてこられなかったのか、これがやっぱり問題になると思うんです。改めてお伺いいたしますけれども、まず手数料・使用料の値上げの件について私どもは約二、三千万のことだったら内部で努力はできないのか、そういうことを指摘しながら申し上げましたが、この4日間の精査に当たってそのことが内部でどのように検討されたのか、あるいはされなかったのか、されなかったのならなぜされなかったのか、これを1点お伺いしたい。それから図書館の専任化について予算化、たくさんの方が本会議でも質問されました。そのことに一切答えられていない。精査に当たってそのことは、それこそこれもあわせてお伺いしたい。精査に当たって検討をし直しをされたのかされなかったのか、されたのならされた結果はどうだったのか、のってきてない、されなかったのならなぜされなかったのか、それをお伺いします。 ○(吉岡議長) 野坂市長。 ○(野坂市長) 今回の修正案を出すに当たりましては、予算審査特別委員会での御議論、また予算審査特別委員会での各事項に対する採決等々を勘案しまして検討をしたところでございます。そういう中で議会の皆さん方の御賛同を得られるような修正案はどうかということで種々検討をいたしまして、今回の新たな議案として修正した案を提案させていただいているところでございます。               (「もう1つは。」と八幡議員) ○(吉岡議長) 足立教育長。 ○(足立教育長) 図書館長のことにつきましては、生涯学習課長が兼任をするということで今年度はやっていくというように考えております。本会議でも言いましたけれども、副館長と連携を密にし、また職員とも連携を密にして一層来年度の図書館長は連携を密にしてやっていくということでございます。 ○(吉岡議長) 八幡議員。 ○(八幡議員) 私が聞きたいのは、精査に当たって検討されたのかされなかったのか、されなかったのならなぜしなかったのか、両方、教育長にも市長にもお伺いしたい。それから先ほど議会への賛同とおっしゃいましたが、大事なことは市民の皆さんに対する賛同ですよ、いいですか、ここを履き違えないでいただきたい。改めてお伺いいたします。 ○(吉岡議長) 野坂市長。 ○(野坂市長) 今回の再提案を検討するに当たりましては、予算審査特別委員会の議論というものを検討いたしまして、そして市民の皆さんといいますか、市民の皆さんを代表しておられます議会の皆さんに御賛同を得られるような案はどうかということを検討して、今回の修正案を提案させていただいているところでございます。    (「ですから手数料・使用料について精査したのかしないのかですよ。」と八幡議員) ○(吉岡議長) 野坂市長。 ○(野坂市長) 何をですか。ですからその手数料・使用料についてももちろん予算審査特別委員会での議論というものは検討させていただいて、修正案の中には入っておりません。 ○(吉岡議長) 足立教育長。 ○(足立教育長) 館長のことにつきましては、予算審査特別委員会の中で否決されたということを考えながら、委員会の、館長について予算を考えようというような思いは持っておりました。その中で予算のいろいろなことを考えながら、今回は館長は兼ねるということで決しております。 ○(吉岡議長) ほかに質疑はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) ほかにないものと認め、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております本件については、予算審査特別委員会に付託したいと思います。  これに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 御異議なしと認めます。よって、本件については予算審査特別委員会に付託することに決しました。                (「議事進行。」と森議員) ○(吉岡議長) 森議員。 ○(森議員) この後、予算審査特別委員会、開かれると思うんですけれども、議会の予算の関係で中海テレビとこうやって、本会議の中は中海テレビで放送されてるわけですが、委員会の部分は契約していないということで、この後特別委員会に切りかえられると中継が終わるわけですね。 ○(吉岡議長) その件についてはこの場で議論はしませんので、後ほど議論したいと思います。           (「後ほどってどういうことですか。」と森議員) ○(吉岡議長) よって本件は予算審査特別委員会に付託することに決しました。 (「ちょっと待って、ちょっと待って、おかしい、おかしい。動議だからそれは諮ってください。」と森議員) ○(吉岡議長) それは森議員も御存じのように、各派代表者会議の中で中継については議論してルールが決まっておりますので、そういう場で議論をしていただきたいということでありますので。       (「ここで諮っていただければいいじゃないですか。」と森議員)
    ○(吉岡議長) そういうわけになりません。今、森議員からの話で。 (「委員会は中継しないってことになってたわけですけども、中海テレビが自分のお金でやるっていう話ですから。」と森議員) ○(吉岡議長) そういうことも含めてルールがもう決められてますから、そういう場でまた改めて議論をすべきだというふうに思いますので。    (「――――――――――――――――――――――――――――――――――――」と森議員) ○(吉岡議長) そういうことではなくて、ルールが決まっておりますから、そういうルールに従っていただきたいということであります。        (「休憩して、これ、ほんじゃやってくださいよ。」と森議員) ○(吉岡議長) 予算審査特別委員会に付託することに決しました。  委員会審査のため、暫時休憩いたします。                 午前11時25分 休憩                 午後 4時15分 再開 ○(吉岡議長) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  これより議案第76号について、予算審査特別委員長の審査報告を求めます。  中村議員。 ○(中村議員)(登壇) 予算審査特別委員会の審査報告をいたします。  当委員会に付託されました議案第76号平成19年度米子市一般会計予算について、先ほど休憩中に委員会を開き審査いたしました結果、八幡委員から手数料・使用料・バス料金の値上げについては、住民説明が不足しているにもかかわらず修正されておらず、また市立図書館長の専任配置の人件費が計上されていないことなどから修正案が提出されました。質疑の後、修正案と原案をあわせて討論に付し、採決の結果、まず修正案は賛成少数で否決されました。次に、原案について採決した結果、賛成多数で可決すべきものと決しました。  以上、審査報告を終わります。 ○(吉岡議長) 委員長の審査報告は終わりました。  それでは、ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 別にないものと認め、質疑を終結いたします。  これより議案第7号から第22号まで、第24号から第52号まで、第54号から第69号まで及び第76号の62件、並びに陳情第40号及び第44号から第55号までの13件、以上75件の討論に入ります。  討論に入ります前に、本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  初めに、岡村議員。 ○(岡村議員)(登壇)(拍手) 私は議案第15号、第16号、第18号、第20号から23号、第29号から31号、第34号、第35号、第39号、第58号、第62号、第69号及び第76号、以上17件の議案について、原案可決に反対し否決するよう求め、また陳情第44号、第45号、第48号及び第54号の不採択に反対し採択するよう求め、それぞれ討論いたします。  まず議案第15号米子市情報公開条例の一部改正、議案第16号米子市手数料条例の一部改正、議案第18号米子市学校施設の使用に関する条例の一部改正、議案第20号米子市立図書館条例の一部改正、議案第21号米子市児童文化センター条例の一部改正、議案第22号米子市美術館条例の一部改正、議案第23号米子市体育施設条例の一部改正、議案第29号米子市福祉サービス事業手数料徴収条例の一部改正、議案第30号米子市老人福祉センター条例及び米子市老人憩の家条例の一部改正、議案第31号米子市障害のある勤労者教養文化体育施設条例の一部改正、議案第34号米子市勤労者体育施設条例の一部改正、議案第35号米子市観光センター条例の一部改正及び議案第39号米子市都市公園条例の一部改正、以上13件の議案は、いずれも平成19年度から各種使用料・手数料を引き上げようとするものであり、今の市民の置かれている厳しい生活実態からこのような負担増は認めることができないとの理由から断固反対を主張するものです。  次に、議案第76号平成19年度米子市一般会計予算、議案第58号平成19年度米子市下水道事業特別会計予算及び議案第62号平成19年度米子市農業集落排水事業特別会計予算についてです。これらの予算はいずれも平成19年度から使用料・手数料の引き上げを見込んだものとなっています。定率減税の廃止で昨年に続きことしも住民税が大幅に引き上げられる中、個人市民税は昨年度に比べ13億円も増税となっています。市民の収入が減る中で、そのように庶民が重税の負担増に苦しみ暮らしが大変なときに、よりによって住民の福祉・暮らしを守るべき地方自治体がごみ有料化に続き下水道使用料の引き上げ、各種使用料・手数料の引き上げと追い打ちをかけるような所業をとるとあっては、何のための行政かと言わざるを得ません。格差社会の広がりという今の状況にあって、行政は本来、税や社会保障を使っての所得の再分配機能によって貧困層の拡大を押しとどめる役割が期待されています。しかし昨年来、市長が打ち出してきた相次ぐ負担増政策によって、貧富に関係なく一律にかぶさってくるごみ有料化や使用料などの負担増が強行されれば、ますます格差は広がるばかりではありませんか。今の状況でとるべき施策ではありません。しかもごみ有料化や使用料などの引き上げに当たって市民に十分な説明をし、理解と納得を得ようという努力がなされなかったことは、本来市政の主人公であるべき市民をないがしろにした暴挙と言わなければなりません。こうした市民の批判が根底にあって、市長が議会初日に提案した当初予算原案が予算審査特別委員会で、全会一致で否決されるという前代未聞の事態を生み出したのではないでしょうか。そのことを真しに反省することなしに市長は市民からの信頼は取り戻せないでしょう。そして他都市と比べても常に低い水準にとどまっている教育予算ですが、とりわけ生活保護水準並みの収入の家庭の児童生徒に対する就学援助が大幅にカットされようとしていることは本当に許せません。経済的に困難を抱えている子どもたちの教育を受ける権利を奪いかねないひどい仕打ちです。本来無償であるべき義務教育において、そうなっていない現実の救済策として子どもたちの教育を受ける権利の保障としての就学援助です。米子市の子どもたちの健全な成長を願うのであれば、せめて就学援助費はもとに戻すべきです。また極端な差別は解消したとして国が事業を打ち切って5年がたつにもかかわらず、同和地区に限った特別対策を今なお続けていることは不公平という批判は免れません。修正された予算案は、これまでも補正で対応してきた児童扶養手当や生活保護などの扶助費を見込まれる額を当初予算に盛り込んだだけです。この修正によって住民生活が少しでもよい方向に改善されるのであれば結構なことだと考えましたが、そういった期待には全くこたえていない修正内容となっています。基本的に原案と変わりのないものであり、可決でなく否決しかないと主張するものです。議案第69号平成19年度米子市工業用水道事業会計予算について、大企業1社のみを対象として工業用水を送り続けているもので、自治体のあり方から逸脱したものとして従来より反対の立場をとってまいりました。  次に、陳情第44号労働法制の拡充の意見書採択を求める陳情についてです。働いても働いても生活保護水準以下の収入しか得られないというワーキングプアの存在の広がりが、社会の不安定化を促しています。そこには規制緩和、市場主義経済万能論といった構造改革のもたらした害悪が横たわっています。偽装請負などの違法行為がまかり通っているのも、この構造改革路線がその根底にあります。また先進諸国の中で最低水準の最低賃金は、世界的な流れから見ても抜本的な底上げと全国一律化が早急に求められています。この陳情が言っている派遣労働の適切な規制やワーキングプアの根絶などのため、国に対し労働法制を拡充してほしいという声を上げていくことは大企業による横暴勝手をやめさせ、まともなルールある経済社会をつくっていく上でも大切なことです。よって地域の中小零細業者の経営を守っていくこと、働く人たちの労働条件を向上させていくためにも労働法制の拡充を求めて意見書を上げていくべきです。  次に、陳情第45号と陳情第54号はいずれも公共サービスの安易な民間開放に反対し、国民生活の安心・安全の確立を求める陳情です。国も地方も税や料の引き上げなどの負担増、そして公共サービスの切り捨てなどこれまでの財政のむだ遣いのツケを住民にかぶせています。指定管理者制度や市場化テストといった公共サービスの民営化もその一環です。そこでは窓口サービスを民間に任せてプライバシーが守れるのかなどといった住民の不安や、すべての住民に対し公平にサービスを提供することができるのかといった問題が発生しています。その上、指定管理者制度では官と民との間で価格競争をさせることで限りなく人件費を抑制させることにつながり、結果的に地域経済をい縮縮小させてしまいます。地域の活力を奪ってしまうもうけ優先の中央、大企業、大資本からの発想でしかない公共サービスの民間開放路線は地域住民のためになりません。両陳情の採択を求めるものです。  最後に、陳情第48号憲法改正手続法案の慎重審議を求める陳情についてです。憲法を改悪し、日本を戦争できる国にしてアメリカとともに世界のどこへでも自衛隊を派遣できるようにしたい、そうしたアメリカや財界からの圧力が安倍内閣を突き上げ、安倍首相はその任期中の改憲を公約しています。そのためには憲法改悪のレールを敷くための手続法を何としても今国会の会期中に仕上げたい、そうした動きが急ピッチで進められています。しかし今国会で審議されている手続法案の中身を見ると、1、有効投票の過半数の賛成で改憲が成立するといったぐあいに、憲法改正のための国民投票のハードルが著しく低く設定され改憲しやすくなっている、2、自由であるべき公務員や教員による憲法論議を著しく制限する、3、テレビや新聞などを通じた有料広告を野放しにすることは、潤沢な資金力のある財界など改憲勢力の圧倒的優位を保障する、4、手続法では改憲案について審議し議案提出権を持つ憲法審査会が国会に設置され、文字どおり改憲へのレールを敷くものとなる、こういった数々の問題点が指摘されています。ここは少なくとも拙速に今国会で押し通すのではなく慎重な審議をしてほしい、この陳情者の思いは当然です。よって、同陳情の採択を求めるものです。  以上、それぞれ述べてまいりましたが、議員各位の賛同を賜りますようお願いいたしまして私の討論を終わります。 ○(吉岡議長) 次に、八幡議員。 ○(八幡議員)(登壇) 今から討論をさせていただきますけれども、先ほどの岡村議員の討論や、あるいは修正案の提案理由の説明とかなりダブる部分があると思いますけれども、どうかお許しいただきたいと思います。  私は、議案第15号、第16号、第18号、第19号、第20号、第21号、第22号、第25号、第29号、第30号、第31号、第34号、第35号、第39号及び第76号の原案可決に反対し原案否決を、また陳情第52号ふれあいの里と老人憩の家のふろ有料化に反対する陳情の不採択ではなく採択を主張する討論を行います。議案第15号以下15件の議案は、いずれも手数料及び使用料の値上げまたは新設の議案であり、また議案第76号は手数料及び使用料の値上げまたは新設を前提とした予算案であり、さらに言いますれば市立図書館館長の人件費を計上していない欠陥予算であります。また陳情第52号は、お年寄りのための施設の入浴料を新たに徴収することに反対する陳情です。先ほども申し上げましたけれども、昨年9月以降、ごみの有料化、下水道料の値上げ、米子市は市民に大きな負担を求め、また私たち議会も慎重審議の声をよそにそのことを追認いたしました。そして今また矢継ぎ早に手数料・使用料の値上げを行おうとしています。当初予算の説明の中で、市長は市の意思決定についてその内容、過程を市民に明らかにし、公正と透明性及び市民の知る権利と市の説明責任を確保することはもとより、早い段階で施策形成過程などの情報を市民に提供することによる情報の共有化を図りながら、市民と市が協働するまちづくりを進めると述べられています。しかしながら今回の値上げに当たりまして、スポーツ団体やお年寄りグループなどの利用者に対して何らの説明もなされておりません。いきなりの値上げ案ということを聞かれて、利用者から急きょ軽減措置や免除制度を求める陳情、あるいは有料化反対の陳情もございました。老人憩の家のふろなどは建築後約30年近くたっており、設備も相当老朽化しています。利用するときに支障が出ているような状況にもかかわらず、現場確認も行わないまま有料化に当たって修繕も行わないと答弁されました。また使用料に関する教育長の聞いても反対されるだけという発言に至っては、あえて申し上げますが市民を愚ろうするものであり、あきれて物も言えません。利用者の方々は米子市の苦しい状況は十分認識されています。一定の負担には理解を示そうじゃないかと、そういう意見もございます。現場を見ることもせずに、利用者の声を聞くこともせずに市民に理解を得ようとするならば、なお一層出かけていって努力をしなければならないのではないでしょうか。予算説明で述べられた市長の言葉とは全く裏腹、市民無視の姿勢と言わざるを得ません。同時にこのような進め方を議会が許すということになれば、議会の存在価値を今問われていることでございます。そもそも今回の使用料・手数料の改定は、財源確保と受益負担の適正化をその理由とされていますが、であるならば市民に負担増を求める前に行政としてやるべきことがたくさんあります。例えば駅前サティ横の簡易駐車場の有料化の問題でございます。駅前サティ横の簡易駐車場は、もともとコンベンションセンターができるときに米子市としては有料化を前提に設計をされていました。米子市は土地開発公社に対して土地建物の購入費として年間約1億円を超す負担をしています。米子市は鳥取県がコンベンションセンターの利便性を図る意味で有料化に反対しているということや、サティが有料化に難色を示しているとして有料化を考えていないと言われておりますが、駅前地下駐車場の経営改善対策のためにも、手数料・使用料の値上げを市民に求める前に、まず簡易駐車場の有料化を実施すべきではないでしょうか。このたびの料金改定で平成19年度に増収となる金額は、見込みで約3,000万円弱です。新しく建設する給食センターの建設費が約10億7,000万円、設計基準の見直しやVE提案の検討、あるいは入札の徹底した査定、そういうもので3,000万円が生み出せないのか、もっと努力すべきです。こういうことをほったらかしておいて、本当に市民に負担を求めるのですか。また投資効率とスピードにおいて大きな課題を抱えている下水道に偏りがちな生活排水浄化対策の見直し、あるいは先ほど申し上げました入札制度全般にわたっての改善など、根本的な業務改革はまだほとんど進んでおりません。説明責任を果たさないままに、こうした内部の努力を見せないままに矢継ぎ早の値上げを行うことが、また今それを我々が認めるということが果たして市長や議会の使命でしょうか。  次に、図書館費について申し上げます。修正、改めて出された議案の中にもやはり館長の人件費分460万円が計上されておりません。これについて図書館の館長を生涯学習課長が兼務するということについて、たくさんの議員から本会議を通じていろいろな異論が出たわけです。教育長は財政難を理由に図書購入費の確保を優先したような発言をなされました。限られた予算をどう配分するかということです。またさらに言うならば図書館長が辞任された経過につきまして、図書購入費を確保するために図書館長に対して教育委員会から辞表を求めたのではないかいう私の指摘に対して教育長は口をつぐまれました。そもそも図書購入費と館長の人件費をてんびんにかけるようなことが、教育に携わる責任者の姿勢とは言えません。また何度も申し上げますが、教育行政は教育委員会の所管であるという市長の発言は、予算の執行責任者としての市長の責任を放棄するものと言わざるを得ません。米子市の図書館は学校図書館との連携による子どもたちの読書活動支援も含めて全国的に非常に評価が高いものなんです。米子市が全国に誇れる貴重な財産の1つであります。その図書館機能を低下させる館長の兼任については到底理解することはできません。あれだけいろんな議員が指摘されたわけですから、新たに提出された予算案には当然そのことが反映されるんであろうというふうに考えておりましたけれども、やはり全く計上されていない。教育長は平成20年度で何とか確保するというようなことをおっしゃっておりますけれども、本当に必要だと考えるならばやはり修正までに予算要求をすべきではなかったでしょうか。相談もなされていない、こんなことで本当にいいのかということを申し上げたいと思います。  陳情第52号につきましては、今まで述べました理由と同様な理由でございます。  最後に、改めて議員の皆様に申し上げます。私たちは市長や議員など特別職の報酬改定の議案に対しまして、総務文教委員会で、後ほど出ると思いますが修正案を提出することを決めました。その背景には市長や議員の活動実態が市民に正しく理解されていない、あるいは市民の皆様が考えられている以上に議員は実質可処分所得が少なくて、生活保障のことも考えるとこのままでは専業としての議員が育たなくなるんではないかという思いがあったわけです。少なくとも審議会との意見交換の場は欲しかったという気持ちは、率直に皆さんそれぞれがお持ちのはずです。使用料・手数料値上げの問題も生活者の立場に立って考えれば同じことではないでしょうか。年金で生活されているお年寄りにとって福祉センターや憩の家での入浴がどれだけいやしの場になっているか、スポーツや文化に親しむことでどれだけ市民の方々が健康維持に役立っているのか。生活者の立場で考えるのか、行政の立場で考えるのか、報酬改定の議案に対する私たちの検討経過を見れば、今我々議員がやらなければならないことはおのずと皆さん理解されるはずです。手数料・使用料の値上げは一たん破棄して、予算編成のやり直しを行った上で改めて臨時議会を行うという方法もございます。既に条例に賛成したとか会派で決めたとか、そういうメンツは捨てて今我々議員に与えられている使命を果たそうではないでしょうか。皆様の賢明な御判断をお願いして、私の討論といたします。 ○(吉岡議長) 次に、松本議員。 ○(松本議員)(登壇)(拍手) 日本共産党市議団の松本松子です。私は議案第25号、議案第27号の原案に反対し、陳情第49号、陳情第50号、陳情第52号、陳情第55号に賛成の立場で討論いたします。  議案第25号米子市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の制定について、この条例は一般廃棄物収集運搬の許可手数料及び浄化槽清掃業の許可手数料を6,000円から1万円へ値上げが含まれています。2年に1度は必ず手数料を払って許可を受け直さなければなりません。事業所の実態について把握し、その上で総合的に手数料を引き上げてよいかどうか判断を行うことが必要と思います。合併後にある業者の方は手続のため仕事を中断して米子まで出かけ、手続など大変だったと嘆いておられました。なぜ厳しい営業に苦しむ零細業者に手数料を引き上げて負担をかぶせるのですか。値上げは業者への圧迫と同時に理解が得られないことでありますので反対いたします。  議案第27号米子市児童デイサービスに関する条例の制定について、この条例は知的障がい児通園施設あかしやで行われる在宅障がい児デイサービスは、これまで県の事業として29組が無料で利用してこられました。しかし県が制度を廃止するため、米子市は障害者自立支援法に組み入れて1回の利用料として7,540円の1割、754円の負担を課するものです。生まれた子どもが障がいを持って生まれたとしても、これまで県がしてきたように市が子育て世帯を支援することが自治体本来の仕事です。健康な子どもの何倍もの苦労をして育てている世帯に対し、福祉の心をなくしたこの冷たい条例と言わなければなりません。以上の理由で反対いたします。  続いて、陳情第49号米子市のごみ有料化実施を延期し、白紙に戻して減量化議論をするよう求める陳情は、4月からのごみ有料化実施を一たん白紙に戻し、市民と協働でごみの発生抑制に向けて検討するよう求めています。賛成することを最初に申し上げ、以下この間の市民の有料化に対する疑問や反対の意見に沿いながら述べます。家庭ごみの有料化は税金の二重取りになることです。地方自治法227条では、市町村の事務で特定の者のためのものにつき手数料を徴収することができるとし、このことは明らかにすべての市民を対象にするごみ処理は特定のものではなく、手数料を徴収することはできないと解釈するのが普通です。しかも社会保障は削られ、所得税、住民税、国保料、介護保険料と大幅に上がり、医療制度も改悪されるもとでなぜごみ処理まで手数料を払うのかとの声は理屈抜きの市民の声です。市民の命と暮らしを守ることを役割とする地方自治体である米子市は、市民の怒りと悲鳴をしっかり受けとめるべきです。有料化の前の駆け込み処分で、このごろのごみ排出量は殺人的です。この駆け込み処分を二、三年後のごみ量等指して、有料化による減量効果とは言えないと思います。市民は過剰な包装などごみを買わされてもいます。生産者の責任に目をつぶって自治体や市民が負担を背負っていては、根本的な解決にはなりません。可燃ごみの4割も占める生ごみの処理を減らせば処理費は大きく減らせます。市民と協働して進めるなど有料化の前にやるべきことはもっとあります。地域で説明会が開催されましたけれども、有料化を決めてからの説明会では住民の合意とは言えません。陳情は有料化の実施を白紙に戻し、徹底した分別と生ごみのたい肥化など市の努力と市民参加でごみ減量化計画を検討することを求めています。市民との協働のまちづくりをうたった総合計画にも反するやり方で、ごみ有料化の決定は米子市政と米子市議会に大きな汚点を残すことになりました。今からでも勇気を持って撤回することを求めるものです。  次に、陳情第50号米子市保育園の給食業務の直営の堅持を求める陳情についてであります。食は命の源であり、子どもたちにとっては心や体の発達の基本となるものです。都市化、核家族化、少子化など社会の変化に伴い食環境が急速に悪化する中で保育園給食はますます大切になっています。子どもの発育や発達、健康増進になくてはならないものだけではなく、その献立や食育活動を通じての食の学びは人間教育そのもので、保育園給食が調理ではなく給食と言われるのは給食が保育の一環と位置づけられているからです。保育園の給食では調理師の高い専門性、継続性、熟練性の発揮により保育士と密接な連絡を取り合うことで毎日の子どもの状態を知り、保育の流れに沿った的確な食づくりが求められています。子どもにとって最良の給食を継続的、安定的に提供するためには、今までどおり直営が最も適していると思いますので、この陳情に心から賛成いたします。  次に、陳情第52号ふれあいの里と老人憩の家のふろ有料化に反対する陳情についてであります。国の進める市場主義万能論と構造改革によって貧困と格差が増大しています。とりわけふれあいの里と老人憩の家のふろは市内のお年寄り、特に収入の少ない方にとっては不可欠のものです。有料化の話を聞いたお年寄りからは、これまでのように利用できなくなる、だんだんバスで来られる人もあるのになどといった悲しい声が上がっています。有料化は健康と生きがい、そして触れ合いというお年寄りの楽しみを奪うものです。そういう非情なことを米子市が行ってよいでしょうか。せめて入浴料の新たな徴収はやめるよう皆さんのお力を期待し、この陳情の採択を強く要望いたします。  次に、陳情第55号安心・安全の医療・看護体制を確立するため医師・看護師の増員を求める陳情です。地方でも都市でも医師・看護師不足が重大な社会問題となっています。政府はこの四半世紀、医師がふえれば医療費が膨張すると言って、医学部定員の削減を閣議決定までして医師の養成を抑制してきました。その結果、OECD加盟30カ国中27位と立ちおくれています。それなのに厚生労働省はいまだに医師は基本的に足りていると言い張っています。しかしすべての都道府県の医師数がOECD加盟国の平均を下回る日本に、医師が余っている地域などありません。現に米子市の乳幼児健診も鳥大小児科医の不足で住民サービスに影響しないかと心配です。医師の絶対的不足は病院で働く勤務医に過酷な労働環境をもたらし、過密労働に耐えかねた医師の退職がさらなる医師不足を招いています。看護師については仕事に追い回されて疲れ果て、満足な看護もできないというジレンマの中で離職が相次いでいます。国の看護師養成確保対策の抜本的見直しが必要です。医師や看護師が安心して働ける環境の整備がなされてこそ医療の安心・安全を高めることにつながります。陳情項目1、2、3、4、5、これらを求めるこの陳情に賛成いたします。以上、それぞれ述べてまいりましたが、議員各位の賛同を賜りますようお願いいたしまして私の討論を終わります。 ○(吉岡議長) 次に、門脇議員。 ○(門脇議員)(登壇) 私は陳情第55号の採択を求めて討論いたします。  この陳情は、安心・安全の医療・看護体制を確立するため医師・看護師の増員を求めるものです。議員の皆さん、ぜひ思い返してみてください。あなた自身、あるいは家族や大切な人が病に倒れたとき、医師や看護師に助けてくださいとすがった経験はありませんでしょうか。もし今まで経験がなかったとしても、これからも絶対にないとは言えません。私事で大変恐縮ではありますが、数年前、私の肉親は心臓手術を受けました。幸いに信頼できる担当医、看護師の方々の不眠不休の手厚い看護のおかげで九死に一生を得ました。しかし私がそのときに目の当たりにした医療現場の状況からすると、だれもが信頼できる医療を受けるためには、この陳情が求めている医師・看護師の増員や夜勤日数を月8日以内に規制することなどは必要不可欠なことだと考えます。ところが3月6日の参議院予算委員会で、柳沢厚生労働大臣は医師の勤務時間に関してこう言っております。病院に拘束されている時間は長いかもしれないが、その中には休憩時間、自分の研究をしている時間も含まれているという趣旨の発言です。時給に直せば200円足らずという研修医の悲鳴もあります。またある医師は、医療者はいつ発生するかわからないけがや病気に対して迅速に対処するため待機しているのが仕事、それではたまたま1件も火事が起こらない日、消防隊員がいつでも出動できるように消防署内で待機していた時間は一切勤務時間にしないのか、そういう医師の訴えは柳沢労働大臣に届いているでしょうか。柳沢大臣の医療現場に対する認識のなさには大変失望いたします。しかし政治にあきらめは禁物です。国民の命を守る医療の確立を求め、生活者の声、現場の声を地方議員の意見として政府・関係庁省などに届けることは私たち地方議員の責務です。ある医師は、このままだと過労死する医者や看護師がふえ、そして救急や重篤な患者を支える拠点病院に医師がなくなっていく悲惨な状態が進行していくしかないだろう、そう言います。このようなことが進行しているのをただ傍観しているわけにはいきません。一刻も早く安心・安全な医療をだれもが保障される社会をつくるため、私はこの陳情を採択するべきと考えます。議員の皆様の御賛同をお願いし、私の討論を終わります。 ○(吉岡議長) 次に、中川議員。 ○(中川議員)(登壇) 私は陳情2件について、以下討論を行います。先ほどの討論とダブるところがありますけれども、重要と考えますので討論をさせていただきます。  まず陳情第48号憲法改正手続法案の慎重審議を求める陳情について、採択を求めて討論を行います。御存じのように、安倍首相は在任中に憲法改定を実現すると公言しておられます。安倍首相の目指す憲法改定は自民党の新憲法草案によって明らかなように、前文や第9条を改悪し、集団的自衛権の行使を可能とした上で米軍と一体となって世界じゅうで日本が戦争できる国となるためのものであると言っても過言ではありません。さらには国民の権利を公益や公共の秩序という言い方で制約するための人権規定の改定、あるいは首相の靖国神社参拝のための政教分離規定の緩和等も含まれております。安倍首相が目指す憲法は、戦後60年以上一度も他国民を戦闘行為で傷つけることなく、その崇高な平和主義が世界じゅうから高い評価を受けている日本国憲法とは似て非なるものであり、明治憲法の焼き直しにほかなりません。安倍首相は低迷する支持率打開のために公約である憲法改定を何とか前進させたいと、憲法改定手続のための国民投票法案を5月3日の憲法記念日までに成立させることに躍起になっています。そのために去る3月15日には、憲法調査特別委員会で公聴会開催日程を与党単独で強行採決までいたしました。日本国憲法は、言うまでもなく与党のものでも国会のものでも、ましてや安倍首相個人のものでもありません。国民のためのものであります。そのために日本国憲法改正に当たっては厳格な要件が定められています。すなわち憲法第96条で今憲法の改正については各議院の総議員の3分の2以上の賛成で国会がこれを発議し、国民に提案してその承認を得なければならない。この承認には特別の国民投票または国会の定める選挙の際行われる投票において、その過半数の賛成を必要とするという規定であります。したがいまして憲法改正に当たってはあくまで国民主権の立場に立脚し、多くの国民の意思を正確に反映させるための手続を慎重に定める必要がありますが、今上程されております憲法改正国民投票法案は大いに問題があります。まず最低投票率の規定がないという問題であります。このままでは低投票率の場合、賛成が全有権者の1割や2割であっても改憲が成立することになってしまいます。国の最高法規たる憲法の改正という極めて重要な問題を問うのであるから最低投票率に達しない場合は無効とし、賛成票の考え方についても有効投票数の過半数ではなく全有権者の過半数とすべきであると考えます。また投票方式については一括して賛否を問う形にするのか、改正条項ごとに賛否を問う形にするのかはあいまいな規定になっております。多くの投票者の意思を正確に投票結果に反映されるようにするためには、全体を一括して投票に付すのではなく、個別の条項ごとに賛否の意思を表示できる提案方法及び投票方法とすべきであると考えます。さらには国民投票運動の規制や国民投票運動についてのマスコミ報道及び評論に対する制限の問題、公務員や教育者の運動の制限の問題など、憲法改正国民投票法案についてはまだまだ議論すべき課題が数多くあります。そして最後に触れますが、この法案の一番の問題は法案に忍び込ませている憲法審査会の設置であります。憲法審査会とは改憲議論を恒常的に行い、改憲原案を策定・発議できる機関であります。したがいまして改憲の手続を定めるだけの単なる手続法であると言いながら、この法案が成立したら一気に改憲に向かうことになります。いわば国民をだますような法案になっております。憲法という最高規範の法律を変えるための重要な法案は、主権者がみずから責任を負った判断と権利を行使するためにも国会の中だけの議論で拙速に進めることは許されず、国民的にじっくりと腰を据えて議論を行っていく必要があります。したがいましてこの陳情を採択し、憲法改正手続法案の慎重審議を求める意見書を関係機関に提出することを主張し、全議員の皆さんの賛同をお願いするものであります。  次に、陳情第50号米子市立保育園の給食業務の直営堅持を求める陳情について、これも採択を求めて討論を行います。陳情内容は、保護者や市民にも意見を聞かず理解と納得のないままに進めるやり方は問題であり、民間委託でアレルギー食や離乳食など1人1人の体調やし好への対応などきめ細やかな配慮ができるのか不安であり、これまでどおり直営を堅持してくださいとの内容であります。まず最初に指摘したいのは、議論なしになし崩し的に民間委託を進めるやり方は問題であり、この点においても保育園調理業務の民間委託は検討し直すべきであるということであります。すなわち昨年5月の保育園保護者主催のふれあい説明会では、市当局は学校給食から民間委託を進めるので職種転換の希望者の数によっては保育園の調理業務は現在のままで、仮に希望者数がふえて民間委託する場合でも順次説明会を開くというような内容を説明しながら、昨年11月の保育のあり方検討会でいきなり職種転換希望者が多く調理員が確保できないので、全保育園で平成20年4月から民間委託を実施すると発言しておられます。このようなやり方ではなく、直営と民間委託の両方を選択肢として客観的な議論を行った上で結論を出すべきであります。そういう点で非常にやり方がまずいということをまず指摘しておきたいと思います。直営か民間委託かを論じる場合、陳情者が指摘されるように民間委託で子どもの体調等に応じた臨機応変な対応が即できるのかどうかが問題になります。法律によって保育園が直接委託業者の調理員に対して作業手順や残業等の指示をすることは禁じられております。もし行えば偽装請負として指揮命令した者も職業安定法違反に問われる可能性があります。もし違反になれば1年以下の懲役または100万円以下の罰金という罰則があります。食中毒の疑いなどの緊急事態が生じたとき、あるいはマニュアルにない作業や人員配置、残業や休日出勤などが必要になっても直接請負業者である作業員に指示はできません。民間委託で本当に子どものために最良の給食を継続的・安定的に提供することができるのか、いまだ明確な説明がされているとは言いがたい状況であります。また子どもの病気の情報など、保育園においては個人情報保護に関してもいろんな問題があります。派遣労働であれば機密の保持について派遣労働者から誓約書等の提出を求めることができますが、請負の場合、注文者すなわち保育園、市でありますが、請負業者に対してその適正な履行を求めることができるにすぎず、労働者に対して個人情報の守秘義務を課することはできないとされております。保育園では保育士と調理員が日々子どもたちの健康や家庭状況などについての個人情報を交換しないときめ細やかな給食は提供できませんが、民間委託ではその点についても不安があります。したがいまして現段階では民間委託に移行することは問題があり、直営で保育園の調理業務を行いながら、これらの課題について十分検討し、必要な場合は給食業務は直営で行うという方針を確定する必要があります。大切な子どもの健康に関する問題であり、経費削減のために大事な子どもたちの成長にとって必要な給食がないがしろにされてはならないと考えますので、この陳情の採択を求めるものであります。ぜひ皆様の御賛同をお願いいたします。以上で討論を終わります。 ○(吉岡議長) 次に、遠藤議員。 ○(遠藤議員)(登壇) 議案第76号について、原案に賛成する立場で討論いたします。  本議案は、議案第53号の新年度一般会計予算案が予算審査特別委員会で全会一致で否決された結果を受けて、市長が撤回され修正して再提出されたものであります。年度当初予算案が委員会といえども否決されるということは、市長の政治姿勢を問う上で極めて重大な問題であります。市長が新年度当初予算案を、予算編成の原則を逸脱してまで予算規模と歳出を削減するという、粉飾ともとれる予算編成を行われたことはまことに遺憾であります。しかも撤回、修正に当たって市長の政治責任の説明はあいまいであります。しかしながら議会の審議結果から予算編成の原則に立ち返り修正され、再提出された予算案については十分とは言いがたくとも、是は是として賛成するものであります。しかし今市政運営にとって重要な視点は、現在と未来という視点を持って具体的な施策を市民とともに展望することだと考えます。そのために市長も謙虚に市民の代表機関である議会の提言と意見を傾聴され、市長みずから財政悪化の総括をされているように実力以上の歳出が伴う施策は欲張らず、財政投資効果の薄い事業は財政転換を図り、未来に向けた投資には政策評価を行い、思い切った英断をもって望まれることを市長に強く要望しておきます。  次に、陳情第40号米子市が民間から借りている借地料の不当な支払いをやめさせる陳情の不採択ではなく、継続審査を求める立場で討論を行います。本陳情の訴えは、市が民間から借りて支払っている借地料に不当性が見受けられるので、不当な支払いを速やかにやめさせるよう市議会に厳正な審査を求める陳情であります。陳情理由でも述べられていますが、借地料は土地評価額の対価が原則であります。しかし米子市が契約している借地料の契約実態は、現状の土地評価額の2倍以上の契約にもなっており、民間ではあり得ない契約という市民からの批判があります。平成18年度の契約の実態を個別に見ると、新庁舎関係の契約している土地評価額は約38億9,600万円で、市の評価額19億7,100万円と比較するとその開きは20億円で約2倍の高い評価になっています。ローズセントラルビルの契約は市の評価額2億700万円に対し約2.6倍の5億3,500万円の契約評価であります。クリーンセンターに至っては、市の土地評価額の3.8倍という契約実態であります。しかも同一事業の同じ敷地内で、地権者間に高い人と安い人という契約倍率の格差という不公平が存在しています。このような契約実態を不当と言わずして適正と言えるのでありましょうか。このために過去5年間で市の基準額と契約実態で3億4,456万円に上る差額が起こっているのであります。市長は行革方針で向こう5年間に毎年5%ずつ削減し1億2,900万円の財政効果に努めるとされていますが、この財政効果は実質的には5年間で5,000万円の減額にしかならないのであります。市長は、契約は私法上の契約で相手があることだから市が一方的に決められない、相手との合意で決めると言われながら、しかし一方で市長は財政難を理由にごみ袋の有料化を初め公共料金の値上げを強行されています。市民はこの市長の政治姿勢に、弱い市民からは説明をせずに手数料などを取り立て、強い市民には相手の意のままに従うのかという手厳しい声が上がっております。今や借地料問題は単なる私法上の契約という事務的な問題ではなく、税金の適正な管理と予算の適正な執行であるかどうかという政治問題であります。市民の理解を求めるために、専門家や司法の裁定を求める市長の政治決断を促すことが議会のチェック能力として問われていると考えます。本件の委員会審査報告は現段階の借地料は不当ではないという多数の意見とされていますが、審査の状況から何をもって不当でないと言えるのか、また逆に適正な借地料だと言えるという審査には至っていないと考えます。したがって本件陳情は不採択ではなく、引き続き審査することを含めて継続を主張し討論といたします。 ○(吉岡議長) 以上で通告による討論は終わりました。  ほかに討論はありませんか。  谷本議員。 ○(谷本議員)(登壇) 私は追加上程されました議案第76号平成19年度米子市一般会計予算について、賛成討論をいたします。  本議案は、先ほど遠藤議員も述べられましたが当初議案第53号として上程されていましたが、御承知のとおり予算審査特別委員会で否決に至った指摘事項、民生費居宅介護給付2事業、児童扶養手当扶助事業、児童手当扶助事業、生活保護扶助費、約4億9,000万の修正が行われて再上程されました。今回、米子市議会の初の予算特別委員会が設置された中で、初めての当初予算を否決いたしました。予算編成、予算作成の過程に対する考え方、地方自治法210条総括予算主義の原則に明記してあります一会計年度における一切の収入及び支出はすべて歳入歳出予算に編入しなければならないとある点が不明りょうであるがために否決されたことを、市長を初め当局は重く受けとめていただけたと思います。委員会質疑でも述べましたが、歳入歳出予算は厳しい財政だからこそより透明性の高いものでなければなりません。当初予算案に対し指摘事項が修正され再上程された19年度予算案は、市民負託に対する議会の責務を果たした結果と考えます。ただし予算編成に当たって市民の生活重視の優先順位と視点について、米子市行政の組織が回復したかどうかはさらに今後の行政運営の中で引き続き追求し求めていく必要を強く感じるところです。また議員は選ばれた市民の代表として今後ともチェック機能を果たし、明りょうかつ透明な市政運営を求めていくものでございます。基金が枯渇する中、非常に苦しい予算編成をせざるを得ない現実は否定するものではございませんが、今後二度とこのような事態が生じないよう強く求めておきます。議会として政策的経費、投資的経費が4月から執行できない事態は避けるべきとの立場から、追加議案第76号平成19年度米子市一般会計予算に対する賛成討論を終わります。何とぞ議員各位の賛同を賜りますようお願いいたします。終わりに、住民負担が無制限に増加することなく1日でも早い財政再建を実行されるよう求めておきます。 ○(吉岡議長) ほかに討論はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) ほかにないものと認め、討論を終結いたします。  これより75件の議案並びに陳情を、順次採決いたします。  初めに、議案第7号、第8号、第12号から第14号まで、第17号、第24号、第26号、第28号、第32号、第33号、第36号から第38号まで、第40号から第52号まで、第54号から第57号まで、第59号から第61号まで及び第63号から第68号まで、以上40件を一括して採決いたします。  40件に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。  40件については、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 御異議なしと認めます。よって、40件の議案はいずれも原案のとおり可決されました。  次に、議案第9号米子市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、修正であります。  初めに、修正案について採決いたします。委員会の修正案を可決することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 御異議なしと認めます。よって、委員会の修正案は可決されました。  次に、ただいま修正議決した部分を除く原案について採決いたします。  修正議決した部分を除く原案を可決することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 御異議なしと認めます。よって、修正議決した部分を除く原案は可決されました。  次に、議案第10号米子市教育委員会教育長の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、修正であります。  初めに、修正案について採決いたします。委員会の修正案を可決することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 御異議なしと認めます。よって、委員会の修正案は可決されました。  次に、ただいま修正議決した部分を除く原案について採決いたします。  修正議決した部分を除く原案を可決することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 御異議なしと認めます。よって、修正議決した部分を除く原案は可決されました。  次に、議案第11号市長等の給与の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、修正であります。  初めに、修正案について採決いたします。委員会の修正案を可決することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 御異議なしと認めます。よって、委員会の修正案は可決されました。  次に、ただいま修正議決した部分を除く原案について採決いたします。  修正議決した部分を除く原案を可決することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 御異議なしと認めます。よって、修正議決した部分を除く原案は可決されました。  次に、議案第15号米子市情報公開条例の一部を改正する条例の制定について、第16号米子市手数料条例の一部を改正する条例の制定について、第18号米子市学校施設の使用に関する条例の一部を改正する条例の制定について、第20号米子市立図書館条例の一部を改正する条例の制定について、第21号米子市児童文化センター条例の一部を改正する条例の制定について、第22号米子市美術館条例の一部を改正する条例の制定について、第25号米子市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例の制定について、第29号米子市福祉サービス事業手数料徴収条例の一部を改正する条例の制定について、第30号米子市老人福祉センター条例及び米子市老人憩の家条例の一部を改正する条例の制定について、第31号米子市障害のある勤労者教養文化体育施設条例の一部を改正する条例の制定について、第34号米子市勤労者体育施設条例の一部を改正する条例の制定について、第35号米子市観光センター条例の一部を改正する条例の制定について及び第39号米子市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について、以上13件を採決いたします。  13件に対する委員長の報告は、原案可決であります。  13件については、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
                      〔賛成者起立〕 ○(吉岡議長) 起立多数であります。よって、13件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第19号米子市公民館条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、原案可決であります。  本件については、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○(吉岡議長) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第27号米子市児童デイサービスに関する条例の制定について、第58号平成19年度米子市下水道事業特別会計予算、第62号平成19年度米子市農業集落排水事業特別会計予算及び第69号平成19年度米子市工業用水道事業会計予算の4件を一括して採決いたします。  4件に対する委員長の報告は、原案可決であります。  4件については、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○(吉岡議長) 起立多数であります。よって、4件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第76号平成19年度米子市一般会計予算を議題といたします。  本件に対する委員長の報告は、原案可決であります。  本件については、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○(吉岡議長) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。  次に、陳情第46号、第47号及び第53号の3件を一括して採決いたします。  3件に対する委員長の報告は、第46号については趣旨採択、第47号及び第53号については採択であります。  3件については、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 御異議なしと認めます。よって、3件はいずれも委員長の報告のとおり決しました。  次に、陳情第40号米子市が民間から借りている借地料の不当な支払いをやめさせる陳情を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、不採択であります。  本件については、採択することに賛成の議員の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○(吉岡議長) 起立少数であります。よって、本件を採択することは否決されました。  次に、第45号公共サービスの安易な民間開放に反対し、国民生活の安心・安全の確立を求める陳情及び第54号公共サービスの安易な民間開放に反対し、国民生活の安心・安全の確立を求める陳情の2件を一括して採決いたします。  2件に対する委員長の報告は、不採択であります。  2件については、採択することに賛成の議員の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○(吉岡議長) 起立少数であります。よって、2件を採択することは否決されました。  次に、陳情第44号労働法制の拡充の意見書採択を求める陳情及び第52号ふれあいの里と老人憩の家のふろ有料化に反対する陳情の2件を採決いたします。  2件に対する委員長の報告は、不採択であります。  2件については、採択することに賛成の議員の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○(吉岡議長) 起立少数であります。よって、2件を採択することは否決されました。  次に、陳情第48号憲法改正手続法案の慎重審議を求める陳情を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、不採択であります。  本件については、採択することに賛成の議員の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○(吉岡議長) 起立少数であります。よって、本件を採択することは否決されました。  次に、陳情第49号米子市のごみ有料化実施を延期し、白紙に戻して減量化議論をするよう求める陳情を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、不採択であります。  本件については、採択することに賛成の議員の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○(吉岡議長) 起立少数であります。よって、本件を採択することは否決されました。  次に、陳情第50号米子市立保育園の給食業務の直営堅持を求める陳情を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、不採択であります。  本件については、採択することに賛成の議員の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○(吉岡議長) 起立少数であります。よって、本件を採択することは否決されました。  次に、陳情第51号米子市営東山庭球場の使用料についてを採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、趣旨採択であります。  本件については、趣旨採択することに賛成の議員の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○(吉岡議長) 起立多数であります。よって、本件を趣旨採択することは可決されました。  次に、陳情第55号安全・安心の医療・看護体制を確立するため医師・看護師の増員を求める陳情書を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、不採択であります。  本件については、採択することに賛成の議員の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○(吉岡議長) 起立少数であります。よって、本件を採択することは否決されました。               ~~~~~~~~~~~~~~~               第3 閉会中の継続審査について ○(吉岡議長) 次に、日程第3、閉会中の継続審査についてを議題といたします。  議案第23号米子市体育施設条例の一部を改正する条例の制定について、並びに陳情第14号島根原発プルサーマル計画の中止等についての陳情及び第37号地方税制改正に伴う住民負担増の軽減についての陳情、以上3件については、各常任委員長から継続審査の申し出があります。  これより質疑に入ります。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 別にないものと認め、質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  八幡議員。 ○(八幡議員)(登壇) 議案第23号米子市体育施設条例の一部を改正する条例の制定について、継続審査ではなく原案否決を主張する討論を行います。  既にもう何度も申し上げておりますので簡潔明りょうにいきたいと思いますが、このたびの値上げ案の作成過程で市民や利用者に対して何らの説明もされていないということに対して、いまだに根強い不満があるごみの有料化を決めたときの反省が一切生かされておりません。したがいまして議案第23号は一たん破棄して、説明責任を改めて果たしながら検討し直すべきだと思います。議案第23号の継続審査ではなくて、原案否決を主張いたしまして私の討論といたします。 ○(吉岡議長) 以上で通告による討論は終わりました。  ほかに討論はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) ほかにないものと認め、討論を終結いたします。  これより議案第23号を採決いたします。  本件については、委員長の申し出のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○(吉岡議長) 起立多数であります。よって、本件については閉会中の継続審査に付することに決しました。  次に、陳情第14号及び第37号の2件を一括して採決いたします。  2件については、委員長の申し出のとおり決することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 御異議なしと認めます。よって、2件については閉会中の継続審査に付することに決しました。               ~~~~~~~~~~~~~~~              第4 議案第71号~議案第75号 ○(吉岡議長) 次に、日程第4、議案第71号から第75号までの5件を一括して議題といたします。  5件について、提案理由の説明を求めます。  野坂市長。 ○(野坂市長)(登壇) ただいま御上程をいただきました議案第71号から議案第75号までの5議案につきまして、御説明を申し上げます。  初めに議案第71号は、米子市一般職の職員の給与の特例に関する条例の制定についてでございまして、本市の厳しい財政状況にかんがみ、財政健全化対策の一環として本年4月1日から平成21年3月31日までの2年間、一般職の職員の給料を平均3.16%、また管理職手当を20%、それぞれ減額しようとするものでございます。  次に議案第72号は、米子市職員の退職手当の支給に関する条例の一部改正でございまして、条例の規定が適用される職員を明確にするため、特別職の職員の表記を市長、副市長、水道事業管理者及び教育委員会教育長などに改めるなど所要の整備をしようとするものでございます。  次の議案第73号は、損害賠償の額の決定に係る和解についてでございまして、法律上、市の義務に属する学校の授業中の事故による損害賠償の額の決定に係る和解をしようとするものでございまして、平成10年5月22日、市立小学校の校外授業中に発生した児童の交通事故の損害賠償について鳥取地方裁判所米子支部より和解案の提示があり、相手方と和解しようとするものでございます。なお、損害賠償の額及び和解の要旨等は、お手元の議案書のとおりでございますので説明を省略させていただきます。  議案第74号は財産の処分についてでございまして、米子ハイツを管理運営してまいりました財団法人米子勤労総合福祉センターの解散に伴い、県と協調してこれまでの米子ハイツの運営に係る債務を清算するため、米子市尾高地内の米子ハイツの土地1万2,205.09平方メートル及び建物延べ床面積4,641.15平方メートルについて、ファミリー株式会社に対して処分価格9,200万で処分しようとするものでございます。  議案第75号は訴えの提起についてでございまして、開発行為の施工不良に起因して本市が負担した市道陰田町2号線に係る応急撤去工事及び一部の復旧工事等の経費について、損害賠償請求または不当利得返還請求に関する訴えを提起しようとするものでございます。なお、訴えの要旨、請求額及び相手方等はお手元の議案書のとおりでございますので、説明を省略させていただきます。  以上、5議案につきまして御説明を申し上げましたが、何とぞ御審議の上、御賛同を賜りたいと存じます。 ○(吉岡議長) これより質疑に入ります。  質疑の通告がありますので、発言を許します。
     遠藤議員。 ○(遠藤議員) 議案の第75号訴えの提起について質疑をいたします。  事前に通告をいたしておりましたけども、議会が相当延びておりますから2点ほどに絞って当局の見解をただしておきたいと思います。  この訴えの提起は、いわゆる市道陰田町2号線の応急工事並びに復旧工事について、市が要した費用の6,544万7,097円を開発者側に全額返還を求めることを今市長は提案理由として述べられました。しかしこの定例会を通じて議論があったわけでありますけども、その中で本定例会での原議員の質問の中で星野部長は答弁で、市の負担責任については裁判で判断いただければよいというふうな答弁をされていますが、このときの答弁は市の負担割合を含めて裁判で求めるという意味も含めた答弁であったのか、そうだとすると先ほどの市長の提案説明の理由とは少し食い違いが起こるんではないのかとこういうふうに判断をいたしますけれども、そこについて説明を求めておきたい、こういうことが1点であります。それからもう1点は、市が応急工事なり災害復旧工事のときに関連した中で、市自身が2億800万円の設計積算をやってという経過があったと思ってますね。このときのこの設計の設計料というのは、今回のこの請求金額の中に含まれているものかどうなのかということを1点伺っておきたいと思いますし、このときに使われた設計というのは、現場の段階でどの時点でこの設計が工事として執行されたのかと、これについて伺っておきたいと思います、2点目として。3点目、ちょっとこれ遠いから見えないと思うんですけども、あそこの現場に行きますと、この右側と左側に同じ設計工法でやられておられますね、仕上がってますね。ところがこの真ん中に1つだけ設計の違う部分が見えております。これはなぜこういう現象が起こったのかということがちょっと疑問なんです。これがいわゆる取りつけ工事部分だというふうに私は思いますけれども、このときの設計工法、これは何を用いてこのようにされたのか。一般的に考えれば右と左が同じ工法の設計で行われておるならば、ここも同じようにやられるのが同意だろうというか一般的な設計の考え方ではないかと思うんだけども、なぜこういう異変が起きているのか、これを含めてちょっと説明いただきたいと思います。 ○(吉岡議長) 星野建設部長。 ○(星野建設部長) 質問は4点あったと思います。  それで第1点の原議員の質問に対しまして私が答弁をいたしましたことでございますが、これは米子市といたしましては要するに工事というものが内容を、勧告をした後に工事を1段1段状況を掘りながら内容を調べた段階で、これは非常に不良施工であるということがわかったというふうなことから、私どもはすべての責任は業者にあるというふうなことで今後やっていくというものでございます。それから2点目でございますが、当初相手方に請求をした金額、この約2億8,000万というものの金額でございますが、あっ、請求じゃなくて要するに工事費として提示したものでございますが、これは工事が、崩れそうになった段階で米子市といたしましては勧告をする以前ですが、平成17年の7月の1日に雨が降りまして、それからその段階からひび割れが徐々に大きくなっていったというふうなことの中で、とにかく早急に設計をしなければならないというふうなことから、これは相手方に立ち会いを求めて、そしてその中で相手方の方の意向としてこれまでも米子市の方に設計及び施工をしていただきたいというふうなことに基づいて測量試験を実施したものでございます。ですからその時点は平成17年7月の1日に雨が降りまして、その段階で崩れそうになった、とても危険になった、そこで要するに上から上載加重をとっていく過程の中で設計をした内容でございます。そしてそれがどの時点かということに対する答えでございます。それから4点目でございますが、国道の方から見上げたときにちょうど真ん中に施工方法の違った状態がございます。これがなぜこのようになったのかということでございますが、これはとにかく災害復旧工事というのが国道9号線から見上げまして右側と左側がございますが、右側の方は要するに平成16年の10月の10日に雨によって崩れた災害復旧工事でやったものでございます。それから真ん中を飛ばしてその左側の方ですが、これは開発業者、いわゆる相手方が施工したところでございますが、その真ん中にあるのは災害復旧工事が終わろうとする中で、次に災害復旧工事が終わるためにはそのその取り合いの部分というものを施工しなければその災害復旧工事が終わらないということの中で、要するにこれは災害復旧をした業者に対してその同一現場内であるというふうなことから、さらには経費というものが節減されるというふうなことから、そしてもう1つは現場内をよく熟知しているということからその災害復旧の業者にさせたものでございます。以上でございます。 ○(吉岡議長) 遠藤議員。 ○(遠藤議員) 答弁漏れがあるけども催促してもらえんかな。 ○(吉岡議長) どうぞ、遠藤議員。 ○(遠藤議員) 私が部長、お尋ねしたのは、議事進行で求めますけども、2億800万円の積算設計されたときに、この設計料というのは今回のこの請求の中に入っているかどうかということをまず伺ったんですよね、これ1点。入ってなければ入ってないということでいいんですが、仮にこのもんが入ってなきゃそれで質問しますけども。それからもう1点は、この設計は結局実際にこの画面で見ますと、今説明受けたときの、どこにその設計が生かされて工法として使われたのかどうか、これがちょっとわかりませんからそれをお尋ねしてるわけで、つまりこの言われた部分の取りつけ部分の工事というのは、いわゆるどんな設計でやられたんですかと、この2つをちょっと説明いただけますか。 ○(吉岡議長) 星野建設部長。 ○(星野建設部長) まず第1点、設計の金額というのは請求金額の中に入っているかということでございますが、これは入っております。さらにこの内容というのは、要するに崩れそうになったことによって今後その手当てをしなければいけないということの中で、相手の企業側との話によりますと、相手側の方としてはこれまでも米子市の方に設計をしてほしいと、そして施工をしてほしいという意向があったということの中で災害復旧工事がまさに終わろうとする、終わろうとするが、そのままで置いとけばその災害復旧工事も終わることができないということの中で、米子市が考えた工法で実施したものでございます。 ○(吉岡議長) 遠藤議員。 ○(遠藤議員) そうすると最初の質問に返りますけれども、今部長は損害賠償の100%返還は相手方にすべて責任があるんで、100%返還だということを再三にわたって言われてるわけなんですが、私がただしたのはそれは市長の提案理由の中でもよく説明されていますからわかりますが、ただこの議会の過程の中で先ほど申し上げましたけども、部長の答弁はこの本会議場で議事録を読みますと100%の提案理由ということの中でありながら、部長の答弁は米子市の負担部分について責任があるならば、それは裁判所で判断をいただければよいと考えておりますという議事録が残っておるわけなんですよ。そうすると今100%返還請求だという提案理由としての同じこの答弁をされましたんですけども、本会議で答弁されたこのことと今市長が提案されたこの中身とは随分と私は意味合いが違うんじゃないかとこういうこの疑念を抱くわけなんです。だけども100%だとおしゃるならば、この議事録に残っておる星野答弁というのは、これはどういうふうに解釈をすればいいのかとこういうことになるんじゃないかと思うんですよ。だからそこの辺のところについてきちっとした説明をしていただかないと、この原議員に答弁された内容から見ると、いわゆる相手方との負担割合はこれ以上もう話し合ってもどうしようもないんだと、どうしようもないから裁判に訴えて、そして裁判で裁定を仰ぐんだと、その中で米子市の負担が出れば、それはそれで米子市も裁判の判定だから払いましょうと、こういうことが含まれてるようなニュアンスになっちゃうんで、これでいいんですかと、こういうことを言ってるわけなんです。そうでないならそうでないという説明をきちんとして、私は議事録の訂正を含めてされておかないといかんのじゃないかなとこういう点で申し上げてるわけです。それからもう1つの点は、この2億800万円の設計料が今回の100%返還の請求の中に入っておると、こういうふうにおっしゃっていますが、それは金額にして幾らぐらいになるんですか。例えば資料を見ますと、この設計料が含まれているものの金額は平成の17年7月ごろ、これはサンイン技術に577万5,000円、これで随契でやられてますね、随契で、この金額が。この分なら今の部長の言われたことの意味がわかるんです。緊急事態が発生しましたから、したがってサンイン技術に随契で契約をして、そしてやったんだと。だからその請求を相手方にも当時約束して、負担をするというから設計料も含めて返還請求をするんだと。この筋書きならわかるんですが、2億800万円のこの設計の料が今回の請求金額に入っているということになると、少しばかりこの資料に基づく設計料が2カ所存在をするような現象にもなるわけで、これは本当にそれが正しいのかなと今答弁を聞いておって思うわけなんです。それで私がもう1つ聞きたいのは、この工事の部分というのは2億800万円の積算設定されたときの設定に基づいて結果的に取りつけ工事が行われ、これを随契で勢村工業に出されたとこういう経過じゃないんですかというふうに思うんです、違うんでしょうか。そこの点について再度説明を求めておきたいと思います。 ○(吉岡議長) 星野建設部長。 ○(星野建設部長) 今3点ございました。  それで第1点目でございますが、私が議会の答弁で相手方に100%求めていくというふうなことをお答えしたつもりでございます。遠藤議員がそういうふうに言われますけれども、この内容は要するに相手方企業に責任のすべてがあると考えておりますが、このように細かい部分で議員との意見が違う、そういうふうな見解が違うというふうなことも出てきておるようでございますが、とにかくですからそういうふうに見解が違うという状況も出てくるということであるからこそ司法の判断にゆだねるということでございます。それから第2点目の、先ほどの約2億800万のこの提示をした額がどの時点の設計であったということでございますが、先ほどもお答えしましたように平成、崩れかけたとき、そして上載加重を、即もう下に危害が及ぶといけない、人命に危険が及ぶといけないということで即撤去しなければいけない。そのときと同じくして17年の7月の4日に随意契約としてこの設計の内容を出したものでございます。それから3番目の質問がありましたが、ちょっと一生懸命になり過ぎまして遠藤議員の質問が飛んでしまいました。済みませんがもう一度お願いいたします。 ○(吉岡議長) 遠藤議員。 ○(遠藤議員) わしも言ったけれども、そげって3番目って言われるとどこが3番目かと迷ってしまいますけど。部長、いいですよ、相手の責任によって100%請求される市長の提案がそれままならそのままでいいんですけども、あなたは本会議上で原議員に対しての答弁では、議事録に明らかにそうではないという答弁をされてらっしゃいますから、この部分は間違っておれば訂正しておかれませんと、相手が100%悪いから私は100%言っておりますと、私との意見が違うんだという言い方じゃなくて、議事録に証拠が残っていますから、これをきちんとした上で今の市長の提案どおりだということであればどこかで修正しておかれませんと議会側としては少しばかりややこしいよと、こういうことを申し上げておるわけでありまして、私とあなたの意見が違うということじゃない。事実確認について、これをどういうふうにされますかということの第1点を申し上げたわけです。別に責めてるわけじゃありません。それからもう1点は、3番目と言われたけども、その3番目の話でもう一度言わせていただかなきゃわからんですが、いわゆるこのここの部分の取りつけ工事を設計されたのは、この請求の中に入ってると言われましたけども、それはいわゆるこの未崩壊部分の市が設計したものの中でやられたものであるかどうかということなんです、2億800万の設計という中でこの部分が一緒に含まれておったのか、開発業者がやった部分を含めて。そういう設計が土台にあって、その上で市の取りつけ部分はその設計を使ってこれをやられたということであるのか、それともこの577万5,000円という設計料は、この未崩壊部分の全体の2億800万円の設計ではなくして、全く別の応急工事の設計と書いてありますけども、応急工事だけの設計の577万5,000円であるのか、経過を見てると2通り設計が存在するように見えるんです。2億800万円で設計されたものと、この請求書の中では応急工事による部分の設計を随契って書いてある。そのものがあるように受けるんで、そうしたこの請求の中にはこれが全部のもんが入っておるとおっしゃると577万5,000円のものも含めてこれもまた入ってしまってるという資料がなっとるわけなんで、少し説明が食い違ってるんじゃないかなというふうに私は思うんです。だからそこの辺についてこの未崩壊部分の開発業者がやった設計は全く別の設計を使っておるわけですから、市が2億800万円で使った設計とは全く違った設計でやったわけですね。そうするとここの未崩壊部分にあった設計というものが請求書に入る、じゃあこの実際に説明書に書いてある577万5,000円の応急工事用の設計でサンイン技術に出した随契の分はまた別にあるのか、こういうことを想像するわけであります。これは一緒のもんなんですか、別のもんなんですか、もう一度聞いておきます。 ○(吉岡議長) 星野建設部長。 ○(星野建設部長) そこの部分の設計は、要するにこの随契で出しました内容の中で設計した内容でございます。その一部を結果的にはそこでやったということでございます。 ○(吉岡議長) 通告による質疑は終わりました。  ほかに質疑はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) ほかにないものと認め、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております5件のうち、議案第71号から第73号までの3件については総務文教委員会に、第74号は産業経済委員会に、第75号は建設水道委員会にそれぞれ付託いたします。  委員会審査のため、暫時休憩をします。                 午後5時59分 休憩                 午後8時13分 再開 ○(吉岡議長) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  森議員。 ○(森議員) 午前中の本会議での私の議事進行の発言について、会議規則を十分に理解してなかったために不適切な発言があり、混乱を起こしました。私の方で混乱を起こしましたので、おわびを申し上げます。なお、会議録については議長の方で適切に処理方、お願いをいたします。 ○(吉岡議長) お諮りいたします。ただいま森議員から、本日の会議の発言の一部について取り消したい旨の申し出がありました。申し出のとおり許可することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議なしと認めます。発言の取り消しの申し出を許可することに決しました。 なお、取り消し部分については後ほど会議録を確認の上、議長において適切に処理をいたします。 これより議案第71号から第75号までの5件について、各委員会の審査報告を求めます。  初めに、総務文教委員長の審査報告を求めます。  岩﨑議員。 ○(岩﨑議員)(登壇) 総務文教委員会の審査報告をいたします。  先ほどの本会議において、当委員会に付託されました議案3件について、休憩中に委員会を開き審査いたしました結果、議案第71号米子市一般職の職員の給与の特例に関する条例の制定について、議案第72号米子市職員の退職手当の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第73号損害賠償の額の決定にかかわる和解については、全会一致で原案のとおり可決すべきものに決しました。  以上で総務文教委員会の審査報告を終わります。 ○(吉岡議長) 次に、産業経済委員長の審査報告を求めます。  安田議員。 ○(安田議員)(登壇) 産業経済委員会の審査報告をいたします。  先ほどの本会議において、当委員会に付託されました議案第74号財産の処分について、対象財産は米子ハイツの土地建物でありますが、休憩中に委員会を開き審査いたしました結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上、審査報告を終わります。 ○(吉岡議長) 次に、建設水道委員長の審査報告を求めます。  矢倉議員。 ○(矢倉議員)(登壇) 建設水道委員会の審査報告をいたします。  先ほどの本会議で当委員会に付託されました議案第75号訴えの提起について、休憩中に委員会を開き審査いたしました結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上、報告を終わります。 ○(吉岡議長) 以上で委員長の報告は終わりました。  それでは、ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 別にないものと認め、質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 別にないものと認め、討論を終結いたします。  これより5件を一括して採決いたします。  5件については、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 御異議なしと認めます。よって、5件はいずれも原案のとおり可決されました。               ~~~~~~~~~~~~~~~                  第5 議案第77号 ○(吉岡議長) 次に、日程第5、議案第77号を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  野坂市長。 ○(野坂市長)(登壇) ただいま御上程いただきました議案第77号につきまして、御説明を申し上げます。  議案第77号は、副市長の選任について御同意をお願いするものでございまして、今回新たに角博明君を副市長として選任いたしたいと存じます。何とぞ御審議の上、御同意を賜りたいと存じます。                〔岡村議員) 松本議員退席〕 ○(吉岡議長) これより質疑に入ります。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 別にないものと認め、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております本件については、委員会付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 御異議なしと認め、委員会付託を省略いたします。  これより討論に入ります。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 別にないものと認め、討論を終結いたします。  これより本件を採決いたします。  本件については、原案のとおり同意することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり同意されました。                〔岡村議員 松本議員着席〕               ~~~~~~~~~~~~~~~                  第6 議案第78号 ○(吉岡議長) 次に、日程第6、議案第78号を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  野坂市長。 ○(野坂市長)(登壇) ただいま御上程をいただきました議案第78号につきまして、御説明を申し上げます。  議案第78号は、公平委員会委員の選任について御同意をお願いするものでございまして、公平委員会委員のうち西村正男氏が本年4月19日をもって任期満了となられますので、今回引き続き西村正男氏を公平委員会委員に選任いたしたいと存じます。何とぞ御審議の上、御同意を賜りたいと存じます。 ○(吉岡議長) これより質疑に入ります。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 別にないものと認め、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております本件については、委員会付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○(吉岡議長) 御異議なしと認め、委員会付託を省略いたします。  これより討論に入ります。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 別にないものと認め、討論を終結いたします。  これより本件を採決いたします。  本件については、原案のとおり同意することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり同意されました。               ~~~~~~~~~~~~~~~                  第7 議案第79号 ○(吉岡議長) 次に、日程第7、議案第79号を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  野坂市長。 ○(野坂市長)(登壇) ただいま御上程をいただきました議案第79号について、御説明を申し上げます。  議案第79号は、教育委員会委員の任命について御同意をお願いするものでございまして、教育委員会委員のうち小椋美香子氏が本年5月19日をもって任期満了となられますので、今回引き続き小椋美香子氏を教育委員会委員に任命いたしたいと存じます。何とぞ御審議の上、御同意を賜りたいと存じます。 ○(吉岡議長) これより質疑に入ります。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 別にないものと認め、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております本件については、委員会付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 御異議なしと認め、委員会付託を省略いたします。  これより討論に入ります。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 別にないものと認め、討論を終結いたします。  これより本件を採決いたします。  本件については、原案のとおり同意することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり同意されました。               ~~~~~~~~~~~~~~~              第8 議案第80号・議案第81号 ○(吉岡議長) 次に、日程第8、議案第80号及び第81号の2件を一括して議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  渡辺議会運営委員長。 ○(渡辺(照)議員)(登壇) ただいま御上程をいただきました2議案について、提案者を代表し提案理由の説明を申し上げます。  まず議案第80号は、米子市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定についてであります。4月1日付の市の組織機構改正に合わせ議会の常任委員会の名称、所管事項を変更しようとするものであります。  次に議案第81号は、米子市議会事務局設置条例の一部を改正する条例の制定についてであります。米子市職員定数条例の一部改正により同条例の題名が改められることに伴い、所要の整備を行おうとするものであります。  以上2件について、全議員の皆様方の御賛同を賜りますようにお願いを申し上げ、提案理由の説明とさせていただきます。 ○(吉岡議長) これより質疑に入ります。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 別にないものと認め、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております2件については、委員会付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 御異議なしと認め、委員会付託を省略いたします。  これより討論に入ります。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 別にないものと認め、討論を終結いたします。  これより2件を一括して採決いたします。  2件については、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 御異議なしと認めます。よって、2件はいずれも原案のとおり可決されました。  お諮りいたします。先ほど民生環境委員長から議案第82号が提出されました。この際、これを日程に追加し、議題といたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 御異議なしと認めます。よって、本件を日程に追加し、議題とすることに決しました。               ~~~~~~~~~~~~~~~                 日程追加 議案第82号 ○(吉岡議長) それでは、本件を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  伊藤民生環境委員長。 ○(伊藤議員)(登壇) ただいま御上程をいただきました議案について、提案理由の御説明を申し上げます。  議案第82号は、生活保護の母子加算廃止に反対する意見書であります。財政制度審議会は、2007年度予算編成に関する建議をまとめ政府に提出いたしました。建議は歳出削減策の取り組みを緩めることは厳に避けるべきだと強調しています。政府はこの建議に基づいて社会保障関係費など国民の暮らしのための予算を一層抑制しようとしています。社会保障関係抑制の具体策の1つとして、生活保護の母子加算の廃止が含まれています。母子加算はひとり親の生活保護世帯に対し子どもの健全な育成のために出されたもので、子育てに欠かせない給付であります。母子家庭は一般家庭の4割にも満たない収入で、生活保護を受けずにいる母子家庭の収入と比較して高いというのは、憲法25条のすべての国民は健康で文化的な最低限の生活を営む権利を有するに反するものであります。よって政府におかれては生活保護の母子加算の廃止をしないように、お手元の意見書を関係機関に提出しようとするものであります。何とぞ全議員の御賛同を賜りますようお願いを申し上げ、提案理由の説明とさせていただきます。 ○(吉岡議長) これより質疑に入ります。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 別にないものと認め、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております本件については、委員会付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 御異議なしと認め、委員会付託を省略いたします。  これより討論に入ります。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 別にないものと認め、討論を終結いたします。  これより本件を採決いたします。  本件については、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。  お諮りいたします。先ほど産業経済委員長から議案第83号が提出されました。この際、これを日程に追加し議題といたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 御異議なしと認めます。よって、本件を日程に追加し、議題とすることに決しました。               ~~~~~~~~~~~~~~~                 日程追加 議案第83号 ○(吉岡議長) それでは、本件を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  安田産業経済委員長。 ○(安田議員)(登壇) ただいま御上程をいただきました議案第83号WTO・FTA交渉等に関する意見書の提出について、提案理由の説明を申し上げます。  WTO交渉の進展が見られない中、政府は昨年12月、オーストラリアとのFTA・EPA締結に向けた交渉に入ることで合意しており、交渉結果いかんでは我が国の農業への多大な影響が懸念されます。農産物輸出大国のオーストラリアからの輸入農産物は大半が高関税で守られた重要品目であり、農林水産省の試算によるとこれらの関税が撤廃された場合、国内生産が約8,000億円減少するなど被害は甚大となります。またアメリカ、カナダにも同様に市場開放せざるを得ないこととなり、我が国の農業は壊滅しかねません。このためWTO、FTAなどにおける農業分野の交渉に当たり、政府が国内食料自給や農林水産業に影響を及ぼさないことを基本とした確固たる態度で交渉に臨まれるようお手元の意見書を提出しようとするものであります。何とぞ全議員の皆さんの御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明とさせていただきます。 ○(吉岡議長) これより質疑に入ります。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 別にないものと認め、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております本件については、委員会付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 御異議なしと認め、委員会付託を省略いたします。  これより討論に入ります。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 別にないものと認め、討論を終結いたします。  これより本件を採決いたします。  本件については、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。  以上で本定例会に付議された事件は、すべて議了いたしました。  これをもって、平成19年米子市議会3月定例会を閉会いたします。                 午後8時31分 閉会 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。              米子市議会議長  吉 岡 知 己              同   副議長  松 井 義 夫              同    議員  岩 﨑 康 朗              同    議員  森   雅 幹...